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『何しに来たん？』
「おぉう初手から辛辣やね」
早いとこオスマンを解放してやらなくては、という一心でいた所為で飛び出た私の言葉に「Aちゃんが久しぶりに会ったら冷たくなってる〜…」と嘘泣きをし始める。
言葉選びを間違えたな…こういう時はなんて言えばええんやっけか…と言語関連を教えてくれたエーミールの姿を思い浮かべたが、どうも彼の言葉の使い方は難しくて参考にならなかった。
しばらくひとり考え込む私の横顔を黙って見ていたオスマンだが、「話進まへんね」と苦笑した。決して私の所為だけではない事は主張させて頂きたい。
『…なんで……ここに？』
「交渉に一区切りついて、次の仕事までちょっと空きがあったから」
『…私に絡んできた理由は？』
「それはほんまにたまたま見かけたから」
会えて嬉しい、そんな様子を隠しもせずにこにこの笑顔でこちらを見つめてくるオスマン。私に会えて嬉しいなんて彼は変わってる。
『ほーん…じゃ、もうええな。他の皆んとこ行ってきたら』
「折角帰ってきたんに、むさ苦しい男と居るん嫌やわぁ」
あたかも自分がその枠内に居ないような言い方をする。まぁオスマンが中性的なのは否定しないが。顔のパーツや雰囲気は女性寄りだが、骨格がしっかり男性なのでなんとも言えない。
「Aちゃんとお茶したい」
『仕事あるから無理』
ぴしゃりと言い返せば、えぇ〜と子供のような声を上げる。仕方ないだろう、やるべき事は探せばたくさんあるのだから。嫌や嫌やとごねるオスマンをどうしたものか見ていれば、彼は突然動きを止めた。じぃとある一点を見つめていたので、その視線を追いかけようとしたが、先に口を開いた。
「エーミール！」
なかなかの大声で名前を呼ばれた人物は、びくりと肩を揺らした後怪訝そうな顔でこちらを向いた。私達を視界に入れた瞬間、目を大きく見開いた。
「オス、マン…さん？」
「オスマンやでー」
呆気に取られた様子のエーミールだったが、ハッとするとぱたぱたとこちらへ寄って来る。
「い、いつっ」
「ついさっき着いたとこやで」
『あ、そうなん』
てっきり昨日ぐらいには帰ってきていたと思っていた私は驚いた。帰ってきてすぐに私へ絡みに来たという訳か。私なんかに絡まないでゆっくり休めばいいのに。
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ぽんず(プロフ) - ゆゆしきさん» んふふ。照れるネタ考えたんだから、せっかくだしぶち込め！精神で書きました。文章綺麗はまじで嬉しい褒め言葉ですありがとう。どんどん解像度上げてってもろて。 (7月24日 22時) (
レス) id: 1d8d6127fe (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆしき(プロフ) - たじろぎレアちゃん本当に珍しくてこっちが死にそう、本当に文章綺麗でレアちゃんの解像度が私の中であがってきててとても嬉しい (7月24日 22時) (レス) @page4 id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
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