総統のお遊び┊︎軍ﾊﾟﾛ ページ1
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「任務お疲れ様です」
『ん』
自室に帰る途中、声を掛けて来た一般兵にひらりと手を振り返しながら返事をした。
彼、どこ所属の子や？見覚え無い。あの社交的な感じはシャオロンか鬱の所やろうか。
そんなことを考えながら廊下を突き進む。かつかつ自分のブーツヒールの音が廊下に鳴った。
考え事していた所為だろう、角を曲がろうとした時反対側から来た人物とぶつかった。相手の胸元にあった金ボタンが、ちょうど顔に当たって痛かった。
じんじん痛む鼻を押さえて、相手を確認する。
「んわ、すまんかっ……ってなんやAか」
その人物はシャオロンだった。彼は慌てて謝罪の言葉を出そうとしたが、相手が私と分かるや否やその言葉を引っ込めた。
なんなんだ。私だからこそ謝るべきなのでは。
じとーっと憎たらしい顔を見るが、そんな視線に気付く素振りも見せない。腹立たしい。
勝手にイライラしていると、何かに気付いた顔をしたシャオロンがつとこちらに手を伸ばしてくる。そのまま下ろしっぱにしていた髪を一房摘まれる。
「任務帰りか」
『そうやけど、何。勝手に触らんといて』
「当たり強」
後退りしてシャオロンの手から髪を抜こうとするが、彼も一歩近付いてきて何も変化しなかった。私の髪を摘んでいるコイツの手をはたいてやろうと腕を上げた時、今まで視界に入っていなかった髪の毛を目の前に出された。
「血、付いたまんまやで」
シャオロンの言う通り、見せられた自分の白い髪には赤黒い血が付いていた。任務で浴びた返り血は全部拭き取ったつもりだった。
大人しく摘まれた髪を受け取り、まじまじと見る。毛先の一部分にべったりと付着した血はほとんど乾いていて、今更拭っても取れないような気がした。
「先風呂入ってきたら」
『…総統サマに報告するんが先やし』
「あっそ」
お互いに素っ気ない返しをして、数秒静かな時が流れる。
それ以上シャオロンが何か言う気配を感じなかったため、総統サマに出さねばならない報告書類を取りに、部屋に向かおうとした。彼も特にもう何か言いたい事が無いのか、2人同時に元通りの向きで歩き始めた。
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ぽんず(プロフ) - ゆゆしきさん» んふふ。照れるネタ考えたんだから、せっかくだしぶち込め！精神で書きました。文章綺麗はまじで嬉しい褒め言葉ですありがとう。どんどん解像度上げてってもろて。 (7月24日 22時) (
レス) id: 1d8d6127fe (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆしき(プロフ) - たじろぎレアちゃん本当に珍しくてこっちが死にそう、本当に文章綺麗でレアちゃんの解像度が私の中であがってきててとても嬉しい (7月24日 22時) (レス) @page4 id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
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