彼女の心を掴むには?【Y学園】

27話 ページ31

＿玄関＿

フブキは自家製のジェットブーツを履いていた



「「「？？」」」



それを不思議そうに見つめる男子3人組



貴方「(フブキちゃんすごい…ジェットブーツで回避するつもりなんだ…)」



フブキ「先、行ってるね」



フブキは皆に背を向けたままカッコよく言うと、そのままウンチを通り過ぎ、左に曲がった



フブキ「ふん、どんなもんよ！」



フブキはウンチに向かって勝ち誇った笑みを浮かべた



フブキ「(そうよ！本気になれば運命なんて変えられ…)」



その時だった



ジェットブーツから嫌な音が聞こえると、おかしな動きを始めた



フブキはされるがまま建物に頭をぶつけたりし



ぐるぐると勢いよく回転し、真っ逆さまに落ちていく



その先にはまたしても犬のウンチが…





ぐしゃり





フブキ「顔からいったぁぁぁぁあッ！？！？」





ボーン ボーン





2人の頭の中にまた、そんな音が響く









またしてもフブキは、自分の部屋にいた



フブキは飛び起きると「なんでよぉーーーーッ！！」と叫んだ



フブキは壊れたジェットブーツを大急ぎで直し、学校に飛んで向かう



何事もなく自分の教室に入れたフブキは、ため息をついた

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