謹んでお断り致します【ブルーロック】

衝突 ページ10

そんなこんなあった今朝だが、現在は学校。そして休み時間になるのだが、私は学校中を駆け回っている。

一応生徒会役員として日々頑張っているのである。


絵心さんのことは頭から消して、早く仕事をしなくては。









部活からの環境報告を受けて、それを学校に提出。それが今日の仕事。

何故か学校内のほとんどの部活を押し付けられたのである。理由はよく分からない。
私が断らないのをいい事に押し付けてきたのかもしれない。


まぁぶっちゃけ理由はどうだって構わないけれど。

人の都合なんて、考えるのも面倒臭い。やめやめ。





次は、野球部の所へ。そしてそのまま一旦職員室に行って、、

そんな事を考えながら、階段を駆け下りていた。


突然だが、歩きスマホは危険だと世の中ではよく言われている。
危険なのは、スマホだけではないというのに。





プリントの束を見ながら下りていたのがダメだったんだろう。

階段の踊り場で身体をターンさせて、下りようとした時に、何かにぶつかった。何か階段に置かれていたのか。
必然的に上がる両手。プリントで見えていなかった足元が見える。


そこには白髪の頭があった。

何で階段の途中でしゃがんでいるんだ。ただの嫌がらせなのか。
あぁでももしも具合が悪いとかだったら申し訳ない。というか確実にこっちが悪い、下見て歩いてなかったんだから。急いで謝らなきゃ。

色々考える頭とは反対に、足は階段から離れて身体に浮遊感がやってくる。



これ、私危ないのでは。

やっと自分が危機である事に気付いたのは、その白髪頭の人に覆い被さるように落ち始めてからだった。

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