謹んでお断り致します【ブルーロック】

悪口 ページ6

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〈何分待たせるつもりだったんだ。〉

『だから、ごめんなさいって言ったじゃないですか。』

〈チビ共に構うなら、電話を掛けてくるな。〉

『あれは事故です。絵心さんを待たせてやろう、なんて他意はないです。』

〈そうやって具体的に出てくるあたり、少しはあったみたいだな。〉



くっそバレた。何でそんなに勘が良いんだこの人は。



『さぁ何のことですかね。というより、私が電話した理由はそんなどうでもいい理由じゃなくてですね、』

〈封筒は届いたのか。〉

『届きましたよ。届きました！
その封筒の話をするために、こんな朝早くから電話をしてるんですよ！』



そうだ、さっさとあの手紙の事を聞いて電話を切ろう。そして、あの子達(ヒナヒロ)とご飯を食べて、学校に行こう。今日も委員会の仕事が大量にあるんだ。

だから、分かりやすく簡潔に説明を求む。



〈何が疑問なんだ。書いてある通りだというのに。
あの文章も理解出来ない程、脳が使い物になってないのか。〉

『久しぶりの電話の相手に、何でそこまで悪口がすらすら言えるのか教えて下さいよ。』



本当にこの人の見下した所嫌いだ。昔から一ミリも変わっていない。成長しろよ。確かもうすぐ30とかじゃなかったか？



『書いてある事も読めましたし、文章もしっかり理解出来てます。私が言っているのはそういう事ではなく…』

〈何故自分が選ばれたのか、だろ。〉

『分かってるなら早く説明して下さいよ。』



回りくどいんだよ。こちとらちゃんと学生してるから、諸々の準備があるんだよ。はーりーあっぷ。



〈お前を選んだ理由は〉

『理由は…？』









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〈なんとなくだ〉

『本当にあなた何様なんですか。』





『私にサッカーの経験とかが無いの知ってますよね？』



ルールすら危ういんだぞ。線から出たらアウト、手使ったらアウト、ゴール決めたら勝ち……とにかく一般常識レベルしか分からない。
しかもマネージャーなんて、選手の状態把握やらなんやらする事が大量だというのに。



『ド素人、絵心さんの嫌いなものじゃないですか。』

〈あぁ嫌いだな。〉

『じゃあなんで……』



段々と謎かけのようになりつつある会話に、なんだか頭が痛くなってきた気がする。誰か助けて。

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