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「君さ、いっぱいいたカノジョみんな切ったらしーじゃん」
「なんで？」とウツより下にある頭を傾げて、女は上目遣いで彼の顔見る。
冷たくウツが「キミにはカンケーあらへんよ」と言うが、すぐさま「それが関係なくないんだよ」と言い返してくる。そして、彼の肩をがっと掴んだかと思えば、背伸びをしてずいっと顔を寄せた。
「だって、それって私のせいなんでしょ？」
口角を上げて、頬を上気させ、そんな事を言う。ウツは口を閉ざした。
「ねえウツくんさ、私のせいで女がトラウマになっちゃったんじゃないの？だから全部関係切ったんじゃないの？」
でももう限界でしょ
あんなに女と遊んでたのに
もうヤんないと満足できないでしょ
矢継ぎ早に女はそう言うが、相変わらずウツは反応を示さない。その様子にもう慣れてしまったのか、はたまた初めから気にしていないのか、女は「大丈夫だよ、私がやさしくしてあげるから」と言うとウツの頬へ手を伸ばしてするりと撫でた。
「責任とって私が結婚してあげる」
女は壁から手を離してウツにぎゅ、と抱き着いた。華奢な割に豊満な胸が、彼のへそ辺りに押し付けられる。
「他の男の子ともさ沢山付き合ってきたけど、なーんかくだらないのばっかでさ。やっぱ私、キミじゃないとダメなんだよね」
よくわかったよ、と家に着いたばかりの高慢な態度は何処へやら、一見して塩らしく眉を下げる。
ウツの背中へ回していた腕を緩め、少し距離を取る。数瞬の後、「愛してるんだよ」と、目を閉じて彼の口へ自身の唇を寄せた。リップで染められた薄桃色と、少し血色の悪い唇が重なる。
啄むような軽いキスの後、女は「ねえ」と誘い掛けるように声を出す。すると、それまで微動だにしなかったウツが手を伸ばして、女の両頬を包むと今度は自分から唇を重ねた。
洩れる吐息に釣られて女が口を薄く開けば、ウツは自身の舌を器用に滑り込ませる。
女が期待に顔を染めた瞬間、ウツの口内へ伸ばしていた舌に違和感を感じた。その違和感はすぐに痛みへ変わり、口の中に鉄の味が広がる。
「ん"、い"…い"っ"」
苦悶の声を上げてが力を込めて離れようとするが、ウツは噛みついた舌を離そうとしない。
次の瞬間、ぶち、と痛々しい音が部屋に鳴った。
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ぽんず(プロフ) - 時雨さん» 【d!×はぴしゅが】が見たくて自己満で作ったモノなので、そのようなコメントをいただけてとても嬉しいです…！ (6月14日 22時) (
レス) id: 97349c3877 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - d！様も原作も好きなんで供給過多です)) (6月13日 22時) (レス) id: 361218612a (このIDを非表示/違反報告)
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