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人を愛しているという感情を知っていますか？
はい、勿論知っています。
例えば、その人が笑ってくれると、こっちまで笑顔になってしまう。
その人と一緒に居るだけで胸が満たされて、何度も何度も好きやなぁって思ってしまう。
「それが愛してるって感情やと思うのです〜」
「お前ノロケたいから俺にカミングアウトしたんやろ」
こちらはバイト先。裏の休憩スペースで、机の向こうに居るシャオちゃんに"愛しているとは何ぞや"という話をしている最中である。
僕なりの"愛してる"って感情を話し終わったタイミングで、呆れとドン引きがない交ぜになった顔をしたシャオちゃんからツッコみが飛ぶ。嫌そうな顔をしながらも、話の腰を折らずに最後まで聞いてくれたシャオちゃんは心根が真っ直ぐだ。
気分が良くなって「シャオちゃんがいっちゃん仲良しさんやからやで〜？」なんて言っておく。退屈そうに頬杖をついたまま「へいへい」と返された。ぴえん。
「クズの戯言なんか興味無いわ」
「わ、ひどい。前やったら否定せぇへんけど、今は一人だけやもん」
「お前ほんまに釘付けなんやな…」
「えらいやろ」
「世間一般ではそれが普通や」と自分も女遊びをしているくせに、そんなふうに言われる。
特大ブーメランに煽られた気持ちになったが、もうそろそろ終わる休憩で無駄に喧嘩はしたくない。今回は見逃してやろうじゃないか。心が広い僕に感謝せぇよ。
なんて考えていれば
「なんやその顔。きっしょいな」
「今日なんでそんな当たり強いん？？」
生理中の女並に機嫌の悪いシャオちゃんに、少々心配の念を覚える。
聞いてみれば、休憩直前に指名してきた子が現在SNSで鬼のようにリプやらDMやらを送ってくるらしい。
僕とは違って高頻度で反応を返していたシャオロンは、その子だけ無視するわけにもいかず、辟易しながら返信しているとの事。
「やから言うたやん。シフトのタイミング報告とかだけでええのに、って」
「せやけど俺……そこまで人気やないし…」
「自分で言うたら負けなんは分かってんねんけど…」としょぼくれた顔で、シャオちゃんはスマホを弄る。
その通り、シャオロンのカフェ内での人気はそこまで高くない。理由は色々あるだろうが、こういったタイプの店では人気は命取りである。
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ぽんず(プロフ) - 時雨さん» 【d!×はぴしゅが】が見たくて自己満で作ったモノなので、そのようなコメントをいただけてとても嬉しいです…！ (6月14日 22時) (
レス) id: 97349c3877 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - d！様も原作も好きなんで供給過多です)) (6月13日 22時) (レス) id: 361218612a (このIDを非表示/違反報告)
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