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ハママツ駅に着いた

「なんか1週間ぶりに帰ってきたみたいな気がするね」

『そうだね…』

いろいろありすぎたし…

改札口を出ると、懐かしい街並みが目に飛び込んできた

「あれ?ルー君!」

『えっ⁉』

モツ君が指差した方向を見ると、ベンチに座って瞑想しているベト君がいた

「ルー君なんでいるの?」

「小娘からここにいるように言われた」

「歌苗ナイス」

そういえば、帰ること歌苗さんには連絡したってモツ君言ってたっけ

「A、ルー君に荷物預けて行っちゃいなよ」

『……頼んで良い?』

「うむ、何があったのかは知らんが、荷物を運べば良いのだな」

『ありがとう、ベト君

じゃあ…行ってくるね、モツ君』

「いってらっしゃい」

私はベト君に荷物を預けて走り出した


アルケー社のビルに着いた

正面から入っておおごとになると嫌だから、途中で買った帽子を被って裏の方に回る

「部外者は立ち入り禁止です」

警備員に止められる

…この人、見たことある

帽子を少し上げて顔を見せる

『…Aです、通して』

「Aさん⁉しっ、しかし誰も入れるなと…」

『誰も傷つけたくないの』

「っ…!」

この人は響吾さんの助手だったから、私の事は結構知っている

上位階層の人だからバッハさんにも連絡が取れるだろう

『バッハさんと会いたいんです、出来れば三弦さんにバレないようにして』

「…分かりました、こちらです

バッハ様にはAさんが会いたがっている事を連絡しておきます」

『ありがとうございます』

中に入り、階段を上る

多分もうあのミツルロイドは完成しているだろう、それが何人も私に攻撃してきたら、多分私は抵抗できずに捕まってしまう

オクトヴァももうきっと完成間近、他のクラシカロイド達が捕まってなくてピリピリしてるだろう

エレベーターなんか使って三弦さんに鉢合わせたら大変だ

……でも階段で最上階まで行くのは流石にキツイ

ムジーク使ったらバレるかな?

出来るだけ狭い範囲で…

『……Hören meiner Musik』

ベト君の田園

近くにあった机と椅子が変形し、私を乗せて階段を駆け上がる

このムジーク…凄い便利…

あっという間にバッハさんの部屋の前に着いた

着いてしまった…


“ちゃんと断ち切ってきたら”


モツ君、私、ちゃんと踏み切り付けてくるよ

深呼吸をして私はバッハさんの部屋のドアを開けた






**********

久々の更新……すみませんでした

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A(プロフ) - 文才分けて下せい (2018年12月17日 23時) (レス) id: c907478cb4 (このIDを非表示/違反報告)
神月(かみづき)(プロフ) - とても面白いです!更新、頑張ってください。元々クラシックが大好きですが、クラシカロイドもとても面白いですよね!(ショパンとシューマンの曲が好きです、ぜひ聞いてみてください!) (2018年1月10日 21時) (レス) id: e1bb019e02 (このIDを非表示/違反報告)
ぐみ - モーツァルト教w ナイスアイディア!b (2017年12月24日 18時) (レス) id: 9873466d22 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 鶯さん» モーツァルト教あったら私も入りたい (2017年12月24日 10時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ぐみさん» モーツァルト教作りましょうか、もう。 (2017年12月24日 10時) (レス) id: 2a72e67ce6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年12月4日 14時

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