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誰かに背負われている感覚

私…何で…

まだはっきりしない意識の中、必死に記憶を辿る

休憩して、飲み物を買いに行って…それで

それで、変な薬を嗅がされて、気絶したんだった

ゆっくりと目を開ける

目の前に見えたのは大勢の人、大きな湖

よかった、まだTNLの中みたいだ

そして私を背負っているのは…

『…⁉』

私服を着ているけど、分かる

「起きましたか、Aさん」

優しい声で私に声をかける

バッハさん…

「手荒な真似をしてすみませんでした

しかし私達の…」

『すみませんバッハさん、私、戻りませんから』

はっきりと言う

『オクトヴァとか、本当はどうでも良かったんです

ただ、それしかすることが無かっただけ

それ以外の事をする勇気が無かっただけ

でも音羽館に行って、色々な人に会って…もう決めたんです

もう、下ろして、私に関わらないでください』

バッハさんはゆっくり私を下ろし、強い口調で言った

「しかしあなたは全てのクラシカロイドの始祖

そんな訳にはいかないのです」

『そんな事知りません

試作品が、始祖?馬鹿なんじゃないですか?

もし私が始祖、クラシカロイドよりも上の存在だと言うならば…


私に関わるな、バッハ』



い…い…い…

言っちゃった___

私って後から後悔するタイプなんだよね…

でも、私は決めたんだ

モツ君に助けて貰って、音羽館で初めて自由な音楽を聞いた時

心が踊った、本当の音楽を知った気がした


「さっきからバッハ様に対して失礼だべ‼」

「無理矢理でも連れ帰る‼」


人混みの中からチャイコフスキー、バダジェフスカ、そして数人のアルケー社の社員達が襲いかかってきた

『やめっ…』

急に大人気アイドルが出てきた事、急に乱闘が始まったことにより、周りはちょっとしたパニックになっている

その中、バッハさんは何も言わずに立ち去って行った

ネズミまみれになりながら、私は強く叫んだ

私は絶対に負けない‼



『Hören meiner Musik‼‼』

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A(プロフ) - 文才分けて下せい (2018年12月17日 23時) (レス) id: c907478cb4 (このIDを非表示/違反報告)
神月(かみづき)(プロフ) - とても面白いです!更新、頑張ってください。元々クラシックが大好きですが、クラシカロイドもとても面白いですよね!(ショパンとシューマンの曲が好きです、ぜひ聞いてみてください!) (2018年1月10日 21時) (レス) id: e1bb019e02 (このIDを非表示/違反報告)
ぐみ - モーツァルト教w ナイスアイディア!b (2017年12月24日 18時) (レス) id: 9873466d22 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 鶯さん» モーツァルト教あったら私も入りたい (2017年12月24日 10時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ぐみさん» モーツァルト教作りましょうか、もう。 (2017年12月24日 10時) (レス) id: 2a72e67ce6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年12月4日 14時

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