おそ松さんとクラシカロイドが混ざったら大変な事になると思うのでやってみる。

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『じゃあ、歌苗さん』

「はい

まず、ベトが餃子を落としたらしく…」

ちょっと待って

ちょっと待って(2回目)

なぜ餃子…？それが原因なの⁉

「それでムジークが出たみたいで、屋敷の中にいた人たち全員がここに集められた…みたいな」

…

『すみません何か音楽家グループはいろいろと特殊みたいなので、もう一度詳しく自己紹介して頂きたいです』

屋敷？ムジーク？餃子？

全然分かんない

『音楽家の名前がついた、サーカス団か何かだと思ってたんですけど、違うみたいですね…』

「えーっとこの人達はクラシカロイドっていう私の父が作った人達です…」

『人造…人間……』

ありえない、そんなの聞いたことない

「1人1人が音楽家の生まれ変わり…で、ムジークっていう不思議な力が使えます」

つまり、この音楽家の名前がついてる人達は本物の音楽家で、超能力を持っている…

まって頭が痛くなってきた


…今までこの人達、瞬間移動的なものだと思ってたけど、もしかして生きてる世界が違うとかなのかな？

トリップとかいうやつ？

もしそうなら帰れるの？この人達

100%タクシーじゃ無理だよね？

と、とりあえず確かめてみよう

『すみません、今までどこに住んでいたか教えてください』

ググるんで

「僕たちは東京の赤塚区」

「私達はハママツ市です」

何かありそうな…っていうか浜松はあるよね

赤塚区は〜…無い

板橋区に赤塚っていう町名はあるけど、赤塚区はない

つまり、六つ子たちはトリップ

…ただ、クラシカロイドの人達

あり得ない現象を起こす(らしい)人達がトリップじゃないはず無い

『浜松市はあるしなぁ…

この字であってますか？』

一応浜松の漢字を確認してもらう

「あ、ハママツって、カタカナですよ」

『は？』

カタカナ？

カタカナの市区町村は北海道と山梨に２つだけ…

この人達もトリップだ…！

すごい

ただ、絶対帰れない


「え、赤塚区無いの？」

「…もしかして」

「トリップってやつ⁈⁈⁈」

「何だべトリップって」

「知らなーい」

「…トリップ(←ガッツポーズ)」


…なんだか喜んでるみたいですけど

『皆さん帰れるんですか？』

「「「「…………」」」」

沈黙

…絶対無理だよね

全員、いたくてここにいるわけじゃ無い

私がこの人達を追い出したら、この人達は行くところがない

トリップしたと言っても誰も信じないだろう

なら



『皆さんが帰れるまで、家に居ませんか？』

私が面倒見るしかないでしょ

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