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*
数日後
土曜日
今日はデートの日
いつもよりオシャレを頑張った
メイクもいつもより張り切った
髪も巻いてみた
自分でできる最上級の自分のつもり
…このデートで
フジへの愛情返しが出来ればいいと思うし
あわよくば｢フジの事が好き｣という思いを確立出来ればいいと思う
…この前のこーすけに言われた言葉は、未だに頭の中でぐるぐると渦巻いていた
この数日間沢山悩んだ
どの決断が正しいのか
自分が選べる道はなんなのか
どうしたら誰も傷つかずに済むのか
…でも
悩みすぎて
あまりに悩みすぎて、こーすけのこんな言葉が蘇ってきた
「Aの言ったことは自分本位にしか聞こえない」
その通りだと思った
私は傷つくことを避けてきたのだ
そう思い、確信した瞬間にパッと道が開けた気がした
いい加減踏ん切りをつけなきゃいけない
いい加減こんなブレブレの優柔不断人間は卒業するんだ
前に進もう
…その為に
休日が開けたら、キヨにちゃんと謝ろうと思った
直接ぶつかるんだ
前の関係に戻る為だったら
なんだってしてやる
うじうじしていた自分を取っ払う為に、もう今日を境に
今までの私とはおさらばだ
そう、強く決意してデートの待ち合わせ場所へと向かった
*
『フジ！お待たせ！』
「あ、ううん
今来たとこだよ」
『イケメンかよ
少女漫画で見たキリだわそんなセリフ』
「俺もちょっと言ってみたかった」
初めてのデートに選んだ場所は、隣町のショッピングモール
男子はショッピングモールはあんまり好きじゃないとかよく聞くけど
言われてみればショッピングモールは洋服屋さんが殆どだし男子は興味無いかもなーとも思ったが、フジは乗り気だった
まあ確かにフジオシャレだもんね
並行して歩くフジの服装を横目に観察してみると、やっぱりフジはオシャレだと思った
そっと見ていたつもりだったが、結構ガン見していたようで、フジに気付かれてしまった
「どしたの？」
『えっ？あ、ううん。なんでもない
フジってオシャレだなーと思って』
「そりゃあ気にかけてますからね？」
『雑誌とか買ってるの？』
「そんなオシャレなもんは買ってないよ」
『矛盾してない…？』
そんなくだらない事を話しながら店への道を歩いていたが、
信号を渡るとフジが直ぐに車道側に立ち位置を変えた
そんな姿を横目に見ながら、
やっぱりフジは紳士だな、と思っていたが
それを言うと調子に乗ると思ったので
声に出すことはしなかった
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クロミミ(プロフ) - ばりこあさん» コメント失礼します！とっても面白くて続きがすごく気になります！もう続きを書く気がないのであればしょうがないとは思うのですが、出来れば続きを読みたいです！更新頑張っていただけると嬉しいです！ (2019年1月4日 19時) (
レス) id: 25617d98ae (このIDを非表示/違反報告)
タサヌキ(プロフ) - とてもおもしろいです！ (2018年12月15日 17時) (レス) id: 20b20dc080 (このIDを非表示/違反報告)
ばりこあ(プロフ) - Ritaさん» コメントありがとうございます！フジも置いてみました笑 これからどんどん話が拗れていくのでいっぱいドキドキしてください( *^艸^) (2018年8月6日 23時) (レス) id: 6f07478e9f (このIDを非表示/違反報告)
Rita(プロフ) - コメント失礼します…！キヨだけかと思っていたらまさかのフジで、心臓破裂しそうです・・・。こんなドキドキする小説初めてです！続き、いつでも待ってます！ (2018年8月6日 22時) (レス) id: 952a5abe4c (このIDを非表示/違反報告)
ばりこあ(プロフ) - ろんどんさん» コメントありがとうございます！めっちゃ励みになります頑張りますね(*^o^*) (2018年8月6日 15時) (レス) id: 6f07478e9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばりこあ | 作成日時：2018年7月21日 23時
