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*
弁当を食べ終え、トイレにとフジに断りを入れてその場を離脱した
気持ちを強く持たなきゃ
きっとこれからああいう光景を何度も目にするのだ
いい加減踏ん切りをつけなきゃフジと対等になれない
…勝手に翻弄されてるのは相も変わらず私だけど
やられっぱなしじゃダメだ
むしろやり返すぐらい強気でいなきゃ
フジとカップルっぽいこといっぱいするんだ
トイレを出て手を洗っている最中、正面の鏡に写る自分の顔に向かって｢やってやる｣と意気込んだ
…何をやるんだって感じだけど
*
トイレから出て教室に戻ろうとした、その時
「あれっ、Aじゃん」
背後から聞き覚えのある声をかけられた
振り返ると
『あ、こーすけ』
「この前ぶり」
『だね』
はは、と軽く笑って流した
今特に話すことは何も無い
そう思って踵を返そうとした
その時
「フジと付き合ってんだね」
『…え
う、うん』
…こーすけには、まだそれは言ってなかった
正確には、言うタイミングが無かった
どうしてそれを
と言おうとすると
「フジにこの前言われた」
私の心中を読み取ったように、すかさずこーすけが言った
『……』
返す言葉が無くなり思わず俯いた
それを見たこーすけは、慌てたように言った
「あ、別にどうとかは思ってないから
ただ、意外だっただけ」
『………意外って？』
「あ、いや、さ…」
気になった言葉をすかさず問うと
こーすけは｢しまった｣と言わんばかりに歯切れが悪くなり、頬を掻いた
そしてやがて観念したように
重々しく口を開いた
「……こんなこと言うとフジに失礼だけどさ
…俺…Aがフジ好きなように見えたこと無いんだわ
……無理してない？」
ゆっくりと
言葉を選ぶように慎重にそう言った
『な…に、言って…』
「あぁいや、思い違いだったらごめんなんだけどね
でも俺…
Aはキヨのことが好きなのかと思ってたよ」
『…あ…』
言葉を失った
わかってる
そんなの自分でもわかってた
でも
改めてこーすけに言われて
頭を鈍器で殴られたような衝撃が走った
「じゃあな！なんか相談あったらまた来ていいからな」
こーすけが笑顔で去っていった
こーすけにされるだけ心の内を引っ掻き回され私はその場から動くことができなかった
でも
もう引き返すことなんて出来なかった
＿＿＿
最近どんどん内容支離滅裂になってきてませんか?文章力が低下してきて底をつきそう。死ぬ。
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クロミミ(プロフ) - ばりこあさん» コメント失礼します！とっても面白くて続きがすごく気になります！もう続きを書く気がないのであればしょうがないとは思うのですが、出来れば続きを読みたいです！更新頑張っていただけると嬉しいです！ (2019年1月4日 19時) (
レス) id: 25617d98ae (このIDを非表示/違反報告)
タサヌキ(プロフ) - とてもおもしろいです！ (2018年12月15日 17時) (レス) id: 20b20dc080 (このIDを非表示/違反報告)
ばりこあ(プロフ) - Ritaさん» コメントありがとうございます！フジも置いてみました笑 これからどんどん話が拗れていくのでいっぱいドキドキしてください( *^艸^) (2018年8月6日 23時) (レス) id: 6f07478e9f (このIDを非表示/違反報告)
Rita(プロフ) - コメント失礼します…！キヨだけかと思っていたらまさかのフジで、心臓破裂しそうです・・・。こんなドキドキする小説初めてです！続き、いつでも待ってます！ (2018年8月6日 22時) (レス) id: 952a5abe4c (このIDを非表示/違反報告)
ばりこあ(プロフ) - ろんどんさん» コメントありがとうございます！めっちゃ励みになります頑張りますね(*^o^*) (2018年8月6日 15時) (レス) id: 6f07478e9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばりこあ | 作成日時：2018年7月21日 23時
