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*
『キヨさ……っ彼女できたんだって
だから最近居ないらしいよ
彼女の所に行ってるみたい』
「へえ……そうなんだ」
こーすけに教えて貰ったことをフジに伝えると、フジは驚いたようなリアクションをしたが
何処か嘘臭く感じ、疑問を抱いた
『反応薄いね…もしかして知ってた？』
「……うん、知ってた」
『……なんで黙ってたの？
わざわざこーすけの所にまで行かせて』
「だってA……
そんなの俺の口から言える訳ないじゃん」
『なんで？』
「言ったらA悲しむでしょ」
『……なんでそう思うの』
「現に悲しいでしょ
………好きなんでしょ？キヨのこと」
『…………え』
なんで
なんで知ってるの
そう思い勢いよく顔を上げると
フジと目が合った
『なんで……』
「Aを悲しませたくなかったんだよ
俺の口から出た言葉で」
『…っそんなこと』
キヨのことを好きといつバレたのか
なんでそんなに気遣ってくれるのか
『なんで…』
「なんでって、俺も訊きたいよ」
『え…？』
「…なんでキヨじゃなきゃ駄目なの？
俺だったらAのこと悲しませたりしないよ
不貞腐れて適当な彼女だって作ったりしないのに」
『え、何言って…』
「A、俺じゃ駄目？」
待って
何を言われてるの
俺じゃ駄目って何？
どうしてそうなったの？
混乱している私に、フジはトドメをさした
「俺はAのことが好きだよ
キヨじゃなくて、俺を見て」
…流石に
その言葉の意味がわからないほど、私も疎くは無い
つまり
つまりは、だ
『フジは、恋愛対象の意味で私のことが好きなの…？』
「うん」
『っ…ちょっと待って
えっと、これは…フ、フジは、私と付き合いたいの？』
「……できれば
返事は急かさないけど」
『………っ』
返事は待ってるよ、と言ったフジの瞳は真っ直ぐに私を捉えていた
ギュッと心臓が締め付けられるような感覚が走る
私、この告白受けても良いのかな
そう頭で考えても、隅に必ずキヨの存在がチラついた
『…わかった
返事考えとくね』
「うん
あ、あとさ」
『な、何？』
「断ったら断ったでさ
気まずくなるのとか嫌だし
普段通りに接してね」
『う、うん…ありがとう』
衝撃が強すぎて頭が上手く働かない
少し頭を冷やす為に自分の席に戻った
どんどん何かが捻れていった
＿＿＿
ひーん(´；；｀)
更新サボりました…
サボってる間にお気に入り100超えちゃって嬉しいんですけどすみません…
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クロミミ(プロフ) - ばりこあさん» コメント失礼します！とっても面白くて続きがすごく気になります！もう続きを書く気がないのであればしょうがないとは思うのですが、出来れば続きを読みたいです！更新頑張っていただけると嬉しいです！ (2019年1月4日 19時) (
レス) id: 25617d98ae (このIDを非表示/違反報告)
タサヌキ(プロフ) - とてもおもしろいです！ (2018年12月15日 17時) (レス) id: 20b20dc080 (このIDを非表示/違反報告)
ばりこあ(プロフ) - Ritaさん» コメントありがとうございます！フジも置いてみました笑 これからどんどん話が拗れていくのでいっぱいドキドキしてください( *^艸^) (2018年8月6日 23時) (レス) id: 6f07478e9f (このIDを非表示/違反報告)
Rita(プロフ) - コメント失礼します…！キヨだけかと思っていたらまさかのフジで、心臓破裂しそうです・・・。こんなドキドキする小説初めてです！続き、いつでも待ってます！ (2018年8月6日 22時) (レス) id: 952a5abe4c (このIDを非表示/違反報告)
ばりこあ(プロフ) - ろんどんさん» コメントありがとうございます！めっちゃ励みになります頑張りますね(*^o^*) (2018年8月6日 15時) (レス) id: 6f07478e9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばりこあ | 作成日時：2018年7月21日 23時
