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*
今私が居るのは、C組の前
こーすけのクラスだ
高校2年生にして今更なのだが、私は他のクラスのドアを開けるということができない
だって、嫌じゃないか
自分が全く知らない大勢の人間の視線が、間違いなく一斉にこちらに集まるのだ
それを恐れてたら今この場からも動けないんだけど…
うーん
…困った
先程からC組のドアに手を伸ばしては下ろし、伸ばしては下ろし…
躊躇しまくりで一向に前に進めない
『……よし』
やるんだA
キヨのこと訊くんでしょ
パンパンッと頬を叩き自分に喝を入れた
思い立ったが吉日だ!!
多分使い方は違う!!
奮い立たせた心の勢いのままに、戸に手をかけて一気に開けた
『失礼します！』
…よし
声は裏返らなかった
それよりも
一斉に自分に向けられる好機の視線
僅かに静かになる教室
ああもう無理やだ
急げ
『…こーすけいる？』
声が震えるのを抑えて急いで要件を伝えた
すると、奥で男子生徒と会話していた1人の男子が立ち上がった
「A？いるよ、こーすけ」
『こーすけっ…！あの、良かった
ちょっと来て』
「え、なに？どうした？」
人に聞かれたら不味いわけではないけど
いや、まずいのか？
兎に角、教室から出てきたこーすけを引っ張ってなるべく人の居ないところに移動した
『こーすけに訊きたい事があってさ』
「え？…あー
キヨのこと？」
自分から喋る前にこーすけの口から出てきたキヨの名前に、若干
否
かなり驚いてしまった
『…そ、う
キヨのこと
最近よく教室から居なくなるんだ
…こーすけ、何か知らない？』
「キヨなら4日前ぐらいに俺んとこ来たよ
それっきりだけど」
『4日前…』
確か、そのぐらいからキヨが教室から居なくなり始めたはずだ
「聞きたい？」
『…え？』
「キヨの居なくなる理由」
『…知ってるの？』
「うん
…Aが後悔しないっていうなら教えてあげるよ」
『後悔って…そんな深刻な内容なの？』
冗談っぽく笑ってみたが、こーすけの顔は至って真面目だった
…これは、真面目な話だな
そうとなったら腹を決めるしかない
『…教えて』
その選択が、自分の首を締めるとは未だ露知らず
＿＿
自分でこの話を読み返してみると16話から急展開でしたねw
そんなつもりでは無かったんですけど
無理矢理恋愛の話に持っていこうとした感がやばかったので少し補足(？)のようなものを付け足しました
これで少しは自然になったら良いんですけど…
まだまだ勉強ですねー
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クロミミ(プロフ) - ばりこあさん» コメント失礼します！とっても面白くて続きがすごく気になります！もう続きを書く気がないのであればしょうがないとは思うのですが、出来れば続きを読みたいです！更新頑張っていただけると嬉しいです！ (2019年1月4日 19時) (
レス) id: 25617d98ae (このIDを非表示/違反報告)
タサヌキ(プロフ) - とてもおもしろいです！ (2018年12月15日 17時) (レス) id: 20b20dc080 (このIDを非表示/違反報告)
ばりこあ(プロフ) - Ritaさん» コメントありがとうございます！フジも置いてみました笑 これからどんどん話が拗れていくのでいっぱいドキドキしてください( *^艸^) (2018年8月6日 23時) (レス) id: 6f07478e9f (このIDを非表示/違反報告)
Rita(プロフ) - コメント失礼します…！キヨだけかと思っていたらまさかのフジで、心臓破裂しそうです・・・。こんなドキドキする小説初めてです！続き、いつでも待ってます！ (2018年8月6日 22時) (レス) id: 952a5abe4c (このIDを非表示/違反報告)
ばりこあ(プロフ) - ろんどんさん» コメントありがとうございます！めっちゃ励みになります頑張りますね(*^o^*) (2018年8月6日 15時) (レス) id: 6f07478e9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばりこあ | 作成日時：2018年7月21日 23時
