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緑谷side
ボフッ、ボフッボフッ
かっちゃんのニトロを爆発させる音が教室に響く。
2人がずっと睨み合っている。
「おい。お前らそこまでだ。爆豪は勝手に個性を使うな。んで、椎名は一応これからは俺の生徒にもなるんだから少し大人しくしてくれ。」
「せんせぇ、舐めてんのか？こいつは個性を持ってるはずだ。なんってたってこいつの個性は…『爆豪勝己くん。』あ''？」
『それ以上言ったらあなたを処分します。』
「はっ、どーゆことだよ。」
『こちらのルールにのっとって処分するって言ってんだよ。クソが。』
「あ''あ''？？」
「おい。流石にヤベェよ。A」
『うるさいデンジ。私は公安の椎名A。公安は自分よりも身分が低い人間に対して自分の能力を開示することはない。もし、誤って漏れてしまった場合など、どのような場合であっても判断するのは上の立場のやつだけ。だから、私はこいつを殺しても構わない。なんなら、もう1人のやつも今ここで殺してしまおうか。』
ビクッと体が震えた。
彼女の威圧的な目がかっちゃんに突き刺さっている。
俺のことなんて見てもいないのにこんなにも怖い。
教室が凍ってしまった。
「チッ」
かっちゃんは教卓から降りて自分の席に戻った。
かっちゃんの後ろ姿はAちゃんがいきなりいなくなった日と同じような背中をしていた。
いくら繕っていても心は壊れるんだから。
『さて、もう質問は無いね。なら私達は帰らせてもらうよ。』
「あ、おい。パワー見せなくていいんか？？」
『うわっ、忘れてた。私パワー呼んでくるからデンジ待ってて。』
「おう。」
パタパタと少し小走りをしながら彼女は出て行った。
「あのさぁ。あんまAのこと気にすんなよ。」
「へ、」
「んー俺バカだからなんで言えばいいか分からないけどさ、あいつ普段はすっごいいいやつなんだよ。ただ、ちょっと色々あって知ってもらいたくないこととか、多くてさ、あーやってたまになることがあるけど、根はいいやつだからあんまり気にすんなって話。」
そうデンジと呼ばれた金髪の少年は言った。
"ガラガラー"
『ごめん。デンジ連れてきた！』
「A！離すのじゃ！お前はわしを殺す気なのか！！」
『殺しはしないから安心してね。』
「うわぁAちゃんサイコパスだね。」
「お前に言われたく無い。」
赤い角が生えた女の子と好青年がやってきた。
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咲良 - (งД)งｳｵｰ!!物語の世界に引き込まれる感じ、最高です！！ (2023年1月2日 1時) (
レス) @page24 id: 44e7e63b77 (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭 - すごい面白い!! これからも頑張ってくださーい (2022年12月7日 22時) (レス) @page19 id: cf67288c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Pokoo | 作成日時：2022年11月4日 17時
