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「一体どうゆうことだね。悪魔が護衛なんて。」
「わしも、護衛なんてしたくは無い。だがなぁ、しょうがないじゃろう。わしは強いからなぁ。」
わけがわからない。
なぜ、敵なはずなのに一緒に行動ができるんだ？
俺はヴィランと一緒に行動するなんて無理だ。
『だから何回も言わせないでよ。私達はあんたたちと違うって。』
『確かに、パワーは魔人だし、何ならデンジのことを殺そうとしたことがある。だけど、パワーは自分の意志で今この場に来る選択をしてる。あんたたちにとっては敵とつるむなんてありえないって思ってるかもしれないけど、私達は使えるものなら何でも使うの。それがデビルハンターだよ。』
「他にもパワーみたいな魔人であるデビルハンターはいます。それに、悪魔が人間を殺そうとするのは自然の摂理と言ってもいいでしょう。そのため大体の魔人は人間だった頃の理性を失い悪魔という対象になります。ただ、パワーや、他の魔人、または人間の形に近い悪魔は俺たちに友好的であったり、自分で考えてどうするかを決めます。」
「だから、もし、パワーを受け入れられないのであればこの件に関しては無しということでお願いします。」
「っつ、」
俺たちはヒーローだからこそ、緊急時の時以外は悪魔には手を出せない。
そして、個性に使い慣れてしまっているヒーローは悪魔にいきなり対処できず、結局死傷者を出す。
生徒に危害が出れば困るのはこちらだ。
そして何よりもこの件に関して俺の推測だがなんとかこじつけた上でこうやって護衛をしてもらっている。
それは校長だってわかってるだろうし、だから悩んでいるんだ。
危険因子を受け入れるか、受け入れないか。
『別に、そんなに悩むこと？』
「は？こっちは…」
『さっきも言ったよね？パワーが何かしでかした場合は即こちらで処分するって。』
「……なるほど。わかった。受け入れよう。よろしく頼むよ。」
『うぃー。んじゃ帰ろー！！』
「もう帰るんかよ。」
『明日から毎日いんのにずっといたい？』
「俺は定時上がりタイプだから帰りまーす。」
『吉田。お前、書類は？』
「明日…」
『あ？』
「Aちゃんがデートしたいみたいだから行ってくるね。」
『1人でやれ。クソ男。』
「わしが1番じゃー！！！」
「おい！パワー！廊下は走るな！！」
「校長なぜ、」
「保険だよ。保険がかかってるってことは安全度が高いってことだよ。」
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咲良 - (งД)งｳｵｰ!!物語の世界に引き込まれる感じ、最高です！！ (2023年1月2日 1時) (
レス) @page24 id: 44e7e63b77 (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭 - すごい面白い!! これからも頑張ってくださーい (2022年12月7日 22時) (レス) @page19 id: cf67288c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Pokoo | 作成日時：2022年11月4日 17時
