8章 楽観にも程があると ページ9
某日、ダンデさんの幼馴染であるソニアさん主催のアフタヌーンティー会にお呼ばれした私。チャンピオンと共にガラルを転々と回っていれば顔見知りも増えるもので、そこから交友関係を深めていく場合が多い。チャンピオンと繋がりがある人達なら信頼は出来る
メンバーは私とソニアさん、そしてバウタウンジムリーダーのルリナさんとラテラルタウンジムリーダーのサイトウさん、計4人。いわゆる女子会のような形で和やかに始まったのである
「A、ソニアお姉さんの奢りだから遠慮なく頼むのよ！ほら何が飲みたい？」
『え、えーっとでも…』
「いいの！たまには甘えなさいよ〜」
『…………じゃあ、抹茶で』
「マッチャ……グリーンティーね！」
ソニアさんとルリナさんはやたら私に姉ムーヴしたくなるらしい。可愛がられるのは有難いけど……多分、チャンピオンの秘書に抜擢されたことに気をつかっているのだろう。
周りに少しでも甘えられる人間がいれば、って意味かもしれない。………いや、ただ単に可愛がって貰ってるだけか
「いつもダンデくんがごめんね〜、毎度毎度大変でしょ？」
「困ったらいつでも電話しなさいよ？みんなでシバキ上げるから」
『あ、あはは……』
言質とったでチャンピオン。あんた、もっと自重しとかないと全員的に回しちゃうから気をつけておくれ
『それにしても…私までお誘い頂きありがとうございます』
「いいのいいの！こっちこそ貴重なお休み取らせちゃって…」
「普段のお休みは何をして過ごされてるんですか？」
『うーん……ワイルドエリアってとこでお散歩してます』
「へぇー楽しそ………………
え？ワイルドエリア？？」
ふと我に返ったように聞き直された。何かまずい事でも言ったかなと軽く脳内会議を始めるも、全く身に覚えが無い
「………ちょっと待って？ワイルドエリアのことなんだと思ってる？」
『んー……自然保護区ですかね』
「合ってるんだけどそうじゃないの」
『じゃあポケモン触れ合い広場？』
「……………」
途端の沈黙。気まずさに耐えきれず洒落たカップに注がれた抹茶を一口。あ、割と本家に近い。美味しい。
「どうしよ、この子全然分かってないわ…」
「上司があのダンデだし……私達がしっかりしなきゃ」
「…よし。いいA？ワイルドエリアは本来危険な場所なの。ポケモンがついてるとはいえ、お散歩気分で入っちゃダメ！分かった？お返事！」
『は、はい』
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ノルン(プロフ) - めっちゃ続きが気になる… (2022年10月22日 22時) (
レス) @page32 id: 01548bf821 (このIDを非表示/違反報告)
七夏(プロフ) - 面白いです!続きを楽しみに待ってます! (2021年4月17日 18時) (レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 夢主ルカリオ連れてそう…(いろいろ手伝ってくれそうだしカッコいいし…) (2020年6月25日 10時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2020年6月16日 15時
