15章 仲間と繋がりと ページ16
『…いつ頃からお気付きに？』
「バトルを通してかな。オレとリザードンの行動パターンを凡そ把握出来るほど、オレ達の近くにいる人間だろうなって思ったよ。
まあ、まさかウーラオスを連れて帰ってきたとはね。試練クリアしたんだな！」
『えぇ、つい昨日に』
成り行きでマスタードさんのところに少しの間弟子入りさせて貰い、秘伝のヨロイとやらを貰ったのだ。彼曰くここまで試練を達成出来たのはダンデさん以来……しかもみずの塔を登り切ったのは私が初めてらしい
『出張のつもりがちゃっかり門下生になってしまって……折角鍛えて貰えたので是非一度バトルをしてみたいな、と』
「それなら、わざわざ変装しなくとも……」
『いやぁ……知り合いだったら手を抜かれるかなと思っちゃって…』
まあ、単なる杞憂だが。誰であろうと勝負を挑む相手には全力で応えるチャンピオンだし、今のは建前…実はちょっとした演出を加えてみたかったのは内緒の話である。
『マスタードさん、元気にしてました。現チャンピオンに宜しくと』
「あぁ。師匠はオレの前のチャンピオンだったからな」
茶目な印象が残る彼だが、実は元チャンピオンだと聞いて驚いた。後から渡されたリーグカードにもそう書いてあったな…と今更ながらに思い出す
『あと、ウーラオスの他にも仲間が出来たんです！』
「おぉ！ぜひ見せてくれないかい？」
マスタードさんの奥様から貰ったポケモンなのだが、こちらも"キョダイマックス"とやらが可能らしい。ま、私はバンド持ってないから意味は無いんだけど
ボールを投げれば軽快な音ともにポケモンが姿を現す。もう一方と悩んだ末、やはりみずタイプに拘り貰った子で……
「ぜに〜！」
「ゼニガメか！これも師匠のところの！」
『試練の最中に頂いたんです』
「お前、みずタイプホントに好きだな。ジムでも開けるんじゃねぇの？」
いつの間にかキバナさんもフィールドの方に降りてきたようだ。思えば人脈が広がったのもヨロイ島に来れたのも全てはチャンピオンの繋がり。ダンデさんのおかげで沢山の人と巡り会えたこと、密かに感謝している
母さん、私ここでも上手くやっていけそうだよ。なんてね
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ノルン(プロフ) - めっちゃ続きが気になる… (2022年10月22日 22時) (
レス) @page32 id: 01548bf821 (このIDを非表示/違反報告)
七夏(プロフ) - 面白いです!続きを楽しみに待ってます! (2021年4月17日 18時) (レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 夢主ルカリオ連れてそう…(いろいろ手伝ってくれそうだしカッコいいし…) (2020年6月25日 10時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2020年6月16日 15時
