口をついて出た言葉【キユイ】 ページ9
生徒会「素晴らしい所だよね！まさにエリートの集う場所って感じ！」
ポケトレクラブ「何がしたいのかよく分からない。生徒会に歯向かうなんて良い度胸だよね！」
−−−−−−−−−−
「うーん…」
入学式で司会をしてほしいと頼まれて、勿論引き受けたのだけど。
私、音読とか、苦手なんだよね。読んでる途中に混乱して、結構つまりがち。
でも、他の生徒会員からの頼みならまだ断れたが、副会長からの頼みなのだ。
当然、私が断れるはずもなかった。
…って、ああっ！
そこまで考えたところではっと顔を上げ、首をぶんぶんと横に振る。
ちょっと、何考えてるの！それじゃあまるでサテラ先輩が悪いみたいじゃない！
私のバカ！…はぁ。少し頭を冷やしてから、原稿を読む練習をしよう。
息を吐いてから、歩き出す。
と、その時、不意に前方から歩いてきていた女の子とぶつかってしまった。
「いたっ」
「うわわっ…と、ごめんなさい！ちょっとぼーとしちゃってて…」
「大丈夫ですか？」と顔を覗き込んでくるは、桃色のリボンを付けたポニーテールの女の子。
「…大丈夫、だけど。浮かれてないで！しっかり前を見ること！」
ビシッと言い退けると、女の子は「は、はい！」と背筋を伸ばした。
「…良いよ、もう。あんた、新入生だよね？」
見覚えのない顔。そう思って問うと、やはり合っていたらしい。
「はい！えーと私、アミって言います！」
アミ？何か聞き覚えのあるような…。
「…私はキユイ」
何処か引っ掛かりを感じつつも名乗ると、アミはにこりと笑った。
「よろしくお願いします！」
「ん、よろしく…って、あっ！」
声を上げながらアミを指差す。
「あんた、推薦入学者でしょ！それも、アローラ地方のチャンピオンからの！！」
推薦入学者のリストをまとめるのを手伝った時に、チャンピオンからの推薦って事で特に印象の残っていた子。それがアミ！
「え、私のこと、知ってるんですか？」
「当然でしょ！私を誰だと思ってるの！天下の生徒会員なんだよ！」
「せ、生徒会…？」とアミの顔が曇った。
「そうだよ！…今は忙しいからマトモに相手出来ないけど…次会ったときは、タダじゃおかないんだからね！」
「え、私特に何もしてないけど…」
「…っそんなの知らないよ！じゃあね！」
背後で戸惑うアミの声が聞こえたが、無視して歩みを進める。
つい口をついて言ってしまっただけなんだから、次会っても別に何もしないよ。
…今のところはね。
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ヒメアミ(プロフ) - 宣言通り長時間滞在、本当にすみません！入学式編完結しました！次は体育祭編の予定です！そして続編の始めで主催者から皆さんにお伝えしたいことがあります。すぐに続編作りますので、しばらくお待ちください！パスワードは変わりません！ (2020年8月6日 17時) (
レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - 更新します！…途中で色々あるかもなので、長時間居座るかもしれません…本当に申し訳ないです…m(_ _)m (2020年8月6日 13時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
元素(プロフ) - 更新しました！ (2020年8月6日 12時) (レス) id: 35622e45c8 (このIDを非表示/違反報告)
元素(プロフ) - 更新します！ (2020年8月6日 12時) (レス) id: 35622e45c8 (このIDを非表示/違反報告)
紅月@aile(プロフ) - 更新しました！次の方お願いします！ (2020年8月6日 8時) (レス) id: 62a5f394e4 (このIDを非表示/違反報告)
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