ゲットレース ページ15
「やって来ました風祭り恒例、ゲットレース！！」
司会の声が蒼天を貫いた。
「ピ！」
ピカチュウが何かに反応する。
「グレイ」
「A！体調戻ったか？」
「おかげさまで」
Aとグレイシアだ。
ひとしきり話して遊んでゼラオラと別れ、森から出てきたのだ。
「ゲットレース、サトシも出るんだ」
「おう！」
「フウラシティの街中には、マークを付けたポケモンたちが参加者を待ち受けています！
タダでゲットさせてはくれない強者ばかり！一筋縄ではいかないでしょう！」
司会の声にわぁぁ、と会場が湧く。
「げ。出た。ゲットレース荒らしのA」
一人の参加者が思わずと言わんばかりに呟いた。
その声にサトシが振り向く。
「ゲットレース荒らし？」
「ああ。俺らの中ではそう呼んでる。
どんなに手強いポケモンでもAの手にかかればイチコロなんだ。
その上、レベル高いポケモンばっか狙うんだよ。
それに使う技はオリジナルばっかりなのさ。」
誰も勝てやしない。と身震いする参加者。
「へえ。ゲットレース荒らしかぁ…………」
Aの方を向く。彼女は相変わらずこっちを見ない。
「じゃあ俺が受けて立つ！
俺の前でその名は呼ばせないぜ！」
「…………それ、宣戦布告と受け取っていいのかしら」
Aの白みがかった瞳がサトシを見据える。
「ったりめーだ！」
「望むところよ」
サトシが頷くと、Aの眼がきらりと妖しく光った。
「参加者の皆さんは、支給された専用のボールでゲットしてください！
ポケモンのレベルに合わせて、ポイントがつきますよ！
より多くのポイントをゲットした者が、優勝となりまーーす！
それでは参りましょう！！
ready……………………GET！！」
司会者の声高らかに、ゲットレースが幕を開けた。
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あられ - 更新がんばってください！ (2019年12月2日 12時) (
レス) id: ed00fbf28a (このIDを非表示/違反報告)
イーブイ - がんば!楽しみにしてます。 (2019年9月1日 14時) (レス) id: 23cb55ce5b (このIDを非表示/違反報告)
みかん - とっても面白いです！楽しみです！ (2019年7月22日 14時) (携帯から) (レス) id: d7f028195c (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ - 更新頑張ってください！！応援してます！みんなの物語大好きです！ (2019年7月13日 10時) (レス) id: cd19b8b7b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だいふくリンゴ☆ | 作成日時：2019年7月11日 23時
