リク:"ヤンデレ続き" ページ29
…なァ、Aは俺の事が好きか？そうだったらいいんだ。いいんだけれど、最近…お前はローとばかりいる。
そんなにローが好きか？
俺は誰といてもいいと言った。その理由は、Aに側にいてほしかったからだ。Aが本当に俺を好きか、確かめていたからだ。
俺の中の嫉妬心は少しずつ動き始めた。
・
「赤いな……」
「グッ…なんでこんな事…すんだよ！？」
目の前にいるローは、海楼石と突き刺さったナイフに苦しんでいる。複数の傷からは真っ赤な血が零れ落ちて…
「血っていうのは幻想的だな、ロー？本当はお前を今晩のビーフシチューにでもしてやろうかと思ってたが…お前がAの一部になる事は許されない」
「何言ってんだよコラさん！？っく…！」
「…いつか俺もAの血を見るんだ」
「やめろ！コラさ、…はァ、Aは！」
「俺だけが…Aの名前を呼ぶんだ！」
そう、俺だけが、Aの名を呼んで、Aに触れて、抱きしめる事が出来るんだ。
"ロー"なんて存在、…この世にはいらねェ。
・
「やけに上機嫌ね、コラさん？」
「ん？そう見えるか？」
コラさんは微笑んだ。気のせいか分からないけれど、いつもより嬉しそうな彼。
「何かあったの？」
「…いや、特に」
「そっか」
すると、私がソファに座った時、隣にいた彼は私を引き寄せた。今までにないくらいに乱暴な手つき。
深くキスをされて、呼吸困難になりそうだった。手が動かないのはなぜ？
「っはぁ、やめて…苦しいよ」
「このまま…窒息死させたいな」
「っ！？」
「でもそれじゃ…お前が天国でローに会っちまう。そんなの駄目だな。じゃあそうだ、俺がAを一生愛し続ければいい」
「天国…？どういう事？」
手が動かない理由は、手錠だった。コラさんはまた微笑むと、手錠の鍵を…飲み込んだ。
「……怖いか？」
「……怖い」
「ごめんな、乱暴に扱って…怖がるな」
"いつものコラさん"の優しい声と手つきに、私は恐ろしい事を言われたのを忘れていた。
なんであんな事を言われたのに？ローが天国にいるなんて、言われたのに？
「……ん」
「コラさ、ふぁ…あ…」
「ふふ、やっぱり可愛いな。もっと俺の手で…俺の体で、声で、お前を愛したい」
「…私はどうして貴方が怖くないの？」
「それはな、A…
お前が俺に溺れてるからだよ」
**死にオチが個人的にあまり好きじゃなかったのでこんな感じに…イミワカンナイ！←
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まあ - いいね！！ (2020年4月29日 10時) (
レス) id: 132557e7f9 (このIDを非表示/違反報告)
りり - ロー変態の方がいい！ (2017年3月26日 17時) (レス) id: 8328bf08b1 (このIDを非表示/違反報告)
夜咲(プロフ) - 面白すぎる！コラさん愛が止むことは一生なさそうだ。ローは変態でも大好き！てか変態の方が好きかも！いつでも待ってます！ (2016年10月13日 22時) (レス) id: dd11e046d9 (このIDを非表示/違反報告)
光里(プロフ) - 今日まだ更新しますか？？ (2015年12月29日 18時) (レス) id: 95128ff280 (このIDを非表示/違反報告)
ろんろん(プロフ) - もしよければ、リクエストなどください！ (2015年12月29日 14時) (レス) id: 898ffaa5f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろんろん | 作成日時：2015年7月20日 14時
