"お祭り" ページ13
今日は待ちに待った夏祭りの日。ドレスローザではいつも行われ、花火や屋台なんかもあるのだ。
まぁそんな今日、私はとても悩んでいて。
「…コラさんは」
べ「まだ誘ってないの？Aったら早く誘わなきゃダメよ！コラさん意外と人気なんだからすぐ取られちゃうわよ！」
「ううん、違うの。待ち合わせ場所が分からないだろうなって。だから一緒に行こうかなって」
べ「え……もう誘ったの！？」
「うん」
心配だったのは、コラさんが迷いそうだったからだ。待ち合わせ場所は知っているはずだけど、なんだか嫌な予感…。
・
「やっぱり来ない……」
思った通り、約束の場所にコラさんは来なかった。きっとまたドジっているんだろうと思っていた。
でも、他の女性と祭りに行っているんじゃないかという考えも頭をよぎる。
「そうだとしたら…！」
この祭りのために仕立てた綺麗な浴衣も、セットアップした髪の毛も意味が無くて。
すると、そんな時。
？「おーい！Aー！」
「えっ？」
そんな事を考えていれば、肩が燃えた様子のコラさんが、手を大きく振りながらやって来た。
コ「遅くなって、はぁ、すまねェ…ちょっと行きにいろいろあって！」
「うん、とりあえず火を消そう！」
コ「うわァっちちち！」
・
屋台のお店にはいろんな物が並べてあり、私はいろんな物を買っては食べていた。
でもコラさんは何も買ってない。
「何か買わなくていいの？お腹すいたでしょ」
コ「Aが嬉しそうに物を食べてる顔を見てるだけで、俺は腹一杯だ。その浴衣も髪型も、すごく似合ってる」
「……///」
そんな風に、いつもと違う大人なコラさん。彼は特別な服を着ていないけれど、それでもとてもカッコいい。
「もう少しで花火が上がるよ。行こう？」
コ「そうだな。はぐれないように、ほら」
と、コラさんは不意に私の手を掴み、人混みの中を歩いていく。心臓がうるさくて、手を通してそれが伝わってしまいそうで。
でもコラさんの手も、心なしか、私と同じような気持ちが伝わっていた。
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まあ - いいね！！ (2020年4月29日 10時) (
レス) id: 132557e7f9 (このIDを非表示/違反報告)
りり - ロー変態の方がいい！ (2017年3月26日 17時) (レス) id: 8328bf08b1 (このIDを非表示/違反報告)
夜咲(プロフ) - 面白すぎる！コラさん愛が止むことは一生なさそうだ。ローは変態でも大好き！てか変態の方が好きかも！いつでも待ってます！ (2016年10月13日 22時) (レス) id: dd11e046d9 (このIDを非表示/違反報告)
光里(プロフ) - 今日まだ更新しますか？？ (2015年12月29日 18時) (レス) id: 95128ff280 (このIDを非表示/違反報告)
ろんろん(プロフ) - もしよければ、リクエストなどください！ (2015年12月29日 14時) (レス) id: 898ffaa5f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろんろん | 作成日時：2015年7月20日 14時
