10.ドレス ページ10
ドレスの仕立て屋に行くと60歳くらいのおばあさんがいた。おばあさんは私とコラさんを見ると、ニコリと笑った。
不思議だな。失礼だけど、コラさんを見て少しも怖いと思わないのがすごい。
「ばあさん、Aに似合うようなドレスを仕立ててくれないか？来週の月曜までには完成してるといいんだが」
「あぁ、この綺麗な女の子の事かい？質のいいドレスであればお金はかかるけど、この子は上品なのが似合いそうだね。
じゃあサイズを測るからおいで」
コラさんは外で待ってると言い姿を消した。私はおばあさんと奥の部屋に入り、身体中のサイズを測ってもらった。
私には綺麗な空色が似合うと言ったおばあさんは布生地を選んで、午後に取りに来てと言った。
・
「……おぉ」
「な、なんですか？変ですかね…？」
青い綺麗なドレスは、まるでシンデレラを思わせるデザインになっていた。コラさんはというと、私を何も言わず見つめている。
「あの……、」
「…ん？あぁ、ごめんな。ぼーっとしてた、にしても似合うな！仕立て屋のおばあさんも頑張ってくれたな」
「はい！こんな綺麗なドレスを着るのは初めてです…どうもありがとうございます！」
と笑うと、コラさんは大きく目を見開いて私を数秒見つめた。
「……あ、そうだ。私まだお仕事が沢山残っているので、行きますね！このドレスはクローゼットに大事に取っておきます！」
「あ、あぁ……」
(…今のはなんだ？心臓が苦しい…)
・
「アンジーさんは行くんですか？」
「あぁパーティーだろ？国民全員が呼ばれるんだ、あたしもちゃんと正装して行かなきゃね」
「そうなんですか！」
「あんたもドレスが必要だね、今度一緒に買いに行くかい？あたしも背が伸びたもんだから合うドレスもなくて…」
「あ、それは大丈夫です！今日コラさんと一緒に買いに行ったんです。とても綺麗なドレスを買ってくれたもので、なんだか悪い気がしました…」
「っえ！？あいつがあんたに！？」
アンジーさんは驚いて目をまん丸くしていた。そんなに珍しい事なのかな…？
「コラソンがそんな事をするなんて珍しいね…もしかしてあいつ、……」
「もしかして、なんですか？」
「………いや、なんでもない」
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じ . - とっても素敵でした！どこ見てもコラさんやっぱカッコイイwワンピースとは話が変わりますが……もしかして主さんって｢魔法使いの嫁｣って知ってます？？ (2017年8月27日 1時) (
レス) id: 1ab992247e (このIDを非表示/違反報告)
さきみょる - コラさんが、めっさ格好いいです。一話一話に、胸がドキドキしました。 (2015年10月12日 15時) (レス) id: 603c545878 (このIDを非表示/違反報告)
たき - コラさんがとてもかっこよくて、この作品大好きになりました！ (2015年9月20日 3時) (レス) id: 5a704e8ead (このIDを非表示/違反報告)
ろんろん(プロフ) - *。°涙猫° 。*さん» 夏休み…私も運動してない…どうしよう！ww作品をどう終わらせるか考え中ですw (2015年8月31日 20時) (レス) id: 898ffaa5f1 (このIDを非表示/違反報告)
ろんろん(プロフ) - 寝子♪さん» 楽しんでもらえて良かったです♪この作品が初めて作った物なので…マーク、理解しました！w (2015年8月31日 20時) (レス) id: 898ffaa5f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろんろん | 作成日時：2015年4月20日 2時
