47.戻った ページ47
「はぁ、…とっても緊張した…」
「でも上手く踊れてたぞ？」
ロシーさんはあの後、疲れた私をある部屋に連れてきてくれた。その部屋は月明かりが溢れてとっても綺麗で……
月明かりが溢れていて とても綺麗で
「……月、明かり」
「A、少しだけ…目を閉じてくれ」
「………？」
視界いっぱいに彼の整った顔が映り、私の口は塞がれた。頭の中でいろんな事が混ざって、混乱してしまいそうだった。
でも……
この現象は…この"記憶"は……？
「……ロシー」
名前を呼んでみると、顔を離し、私をちゃんと見てくれた優しい瞳。あの時に、パーティの時に、彼は微笑んで、
「なァ」
「……ロシー、」
「泣かないでくれ…A」
「…っ私、何にも覚えてなくて…！ロシーに寂しい思いばかりさせていたのに、っ…」
「大丈夫だから。俺はAの側にいれるだけで嬉しかったんだ、…謝るのは俺の方だ。こうなったのは全部俺のせいなんだから」
「違う！ロシーのせいじゃない……！」
首を振ってもロシーは何も言わない。違うと言い張っても、ただ、強く抱きしめるだけ。
「俺はA無しじゃ、もう……ダメだな？」
ロシーはそう言って、苦笑いをした。
「あの時、お前が起きなかった時…もう終わりかと思ってた。お前が先に逝くなんて考えられなかった。だから…だから、お前が死んだら、俺も死のうなんて思ってたんだ」
「…っどうして」
「決まってるだろ？
俺はAを、誰よりも愛してるから」
「私の事そんなに想ってくれているの？もう誰の言葉も信じないって約束してくれる、よね？ロシーなら」
「当たり前だ」
「……指切りげんまん、嘘ついたら…ロシーから一生離れちゃうからね」
すると、またギュッと抱きしめてきた大きな体。私の小さな体が埋もれそうだった。
「そんな事したら…探しに行くぞ？どんな手段を使ってでも見つけるよ」
「見つかっちゃうかな。ロシーになら」
「お前を手放さない。誰にも渡さない。お前を取ろうものなら俺が相手を蹴散らしてやるから…だから、また笑顔でいてくれ」
ロシーは私の耳元にキスをして、そう言った。くすぐったくて嬉しくて、涙も笑顔も同時に出てしまった。
その涙も拭ったロシーは言った。
「もう理性も保ちそうにねェ……」
「……え」
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じ . - とっても素敵でした！どこ見てもコラさんやっぱカッコイイwワンピースとは話が変わりますが……もしかして主さんって｢魔法使いの嫁｣って知ってます？？ (2017年8月27日 1時) (
レス) id: 1ab992247e (このIDを非表示/違反報告)
さきみょる - コラさんが、めっさ格好いいです。一話一話に、胸がドキドキしました。 (2015年10月12日 15時) (レス) id: 603c545878 (このIDを非表示/違反報告)
たき - コラさんがとてもかっこよくて、この作品大好きになりました！ (2015年9月20日 3時) (レス) id: 5a704e8ead (このIDを非表示/違反報告)
ろんろん(プロフ) - *。°涙猫° 。*さん» 夏休み…私も運動してない…どうしよう！ww作品をどう終わらせるか考え中ですw (2015年8月31日 20時) (レス) id: 898ffaa5f1 (このIDを非表示/違反報告)
ろんろん(プロフ) - 寝子♪さん» 楽しんでもらえて良かったです♪この作品が初めて作った物なので…マーク、理解しました！w (2015年8月31日 20時) (レス) id: 898ffaa5f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろんろん | 作成日時：2015年4月20日 2時
