31.恐るべしロー君 ページ31
「気をつけてね、ロシー」
「大丈夫だ、心配するな！Aも男に攫われないよう十分に気をつけるんだぞ。あと、ローもAの言う事をちゃんと聞くんだぞ」
「うん。分かった」
一週間いなくなってしまうロシーだけど、何かあったら電話をしろ、と紙をくれた。ロー君は寂しそうな顔をしていた。
「そんな顔するな、ロー。俺なら大丈夫だしすぐに戻ってくるから！何よりAがいるだろ」
「そうだけど……」
「ロー君、甘えてもいいからね！」
「甘えすぎてもコラさんが怒るだけだ」
ロシーは最後に、私とロー君にハグをしてくれた。私の口に軽くキスをすると、行ってくる！と笑顔で手を振る。
私もロー君も手を振った。すると、すぐさま私の手を引き走り出すロー君。何事かと思った。
「ロー君！？どこに行くの！？」
「ちょっと見せたいものがあっただけだ」
・
「これがおれの隠し部屋なんだ」
小さな倉庫に連れて行かれて、ロー君はそう言い出す。隠し部屋っていうか隠しきれていないんだけど。
というツッコミは置いといて、部屋のものを物色した。変な色の液体に浸けられた変なものが沢山ありゾッとする。
「カエルの解剖中だったんだけど、Aも一緒にやろう。たのしいぞ」
「かっカエルの解剖…？」
「ほら、見えるだろ。赤黒い臓器が……」
「ひぃぃぃぃぃ！！」
私の反応が面白かったのか、ニヤリと笑うロー君。この子、大丈夫なの！？
「コラさんが、Aのいろんなものに対する反応がおもしろいって言ってたのは本当だったんだな」
「そんな事言ってたの？」
「あ、カエル以外にもいろいろあるぞ。ブタの脳みそとか、馬の目玉とか、ヘビの抜け殻とか…きょうみぶかいものが」
「ひぃぃ！怖い怖い！！」
「Aの臓器もおれのコレクションに…」
「ぎゃあああああ！？」
すると、盛大に笑い出すロー君。
「おれ、人が怖がってるの見るの、たまらないんだ。特にA」
「完全なるドS！」
「だからA、おれが大きくなったら、おれの実験台になってくれよ。お金あげるから」
「お金で解決しようとしてる…１０歳児が！実験台なんて絶対嫌です！」
「Aのコレクション、欲しかったのになぁ…耳、目玉、鼻、腕、脚…」
「違う事して遊ぼっか？」
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じ . - とっても素敵でした！どこ見てもコラさんやっぱカッコイイwワンピースとは話が変わりますが……もしかして主さんって｢魔法使いの嫁｣って知ってます？？ (2017年8月27日 1時) (
レス) id: 1ab992247e (このIDを非表示/違反報告)
さきみょる - コラさんが、めっさ格好いいです。一話一話に、胸がドキドキしました。 (2015年10月12日 15時) (レス) id: 603c545878 (このIDを非表示/違反報告)
たき - コラさんがとてもかっこよくて、この作品大好きになりました！ (2015年9月20日 3時) (レス) id: 5a704e8ead (このIDを非表示/違反報告)
ろんろん(プロフ) - *。°涙猫° 。*さん» 夏休み…私も運動してない…どうしよう！ww作品をどう終わらせるか考え中ですw (2015年8月31日 20時) (レス) id: 898ffaa5f1 (このIDを非表示/違反報告)
ろんろん(プロフ) - 寝子♪さん» 楽しんでもらえて良かったです♪この作品が初めて作った物なので…マーク、理解しました！w (2015年8月31日 20時) (レス) id: 898ffaa5f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろんろん | 作成日時：2015年4月20日 2時
