30.出張期間 ページ30
病気ももうすっかり治り、ロシーには迷惑をかけてしまったなぁと心底思った。熱なんてもう絶対ひかないつもりでいよう。
聞けば、熱になった私は豹変してしまうらしくロシーには「本当に気をつけてくれ」と念を押された。
「熱治ってよかったねぇA。あんたがいなかった分の仕事は気にしなくていいからね」
「えっ！？あ、ありがとう！」
「あと…そうだそうだ。もうすぐコラソンは出張期間でいなくなるらしい」
「出張期間か…」
そっか、ロシーもロシーで強いから、仕事も多いもんね。私なんかそれを忘れ、彼に自分のお世話なんかさせて迷惑をかけてしまった。
だから、彼の為に何か出来る事はないかと考えたけれど、全て余計なお世話になりそう。
「よし！時間あるし聞きに行こう！」
「言っとくけど、あんたの分の仕事が減ったわけじゃないからね。」
・
「ロシー！」
「A、どうした？もうすっかり治ったみたいだな！今朝は忙しくて側にいてやれなくてごめんな…」
「いいの、私こそ昨日は迷惑をかけちゃってごめんなさい。アンジーから聞いたんだけど、もうすぐ出張期間なんでしょ？」
「あァ。そうだな」
ロシーは相変わらずカッコいい。だからこそ、彼が誰かに盗られないか不安だった。出張期間中に誰かに連れて行かれたら…！
でもその不安を押し殺す様にして、私は彼に笑いかけた。
「だからね、何か…出張期間中でも今でも、して欲しい事があったら言ってほしいなって思って」
「じゃあ今、昨日の続きを…」
「それはまた今度ね。忙しいから。」
「え〜…じゃあ、そうだな、ローの世話でもしてやってくれ」
「ロー君のお世話を？」
ニッコリと笑うロシー。そういえば、ずっと前に出会ったロー君は元気かな？彼はロシーと仲が良いらしい。
「まァ世話っていうか、あいつは寂しがりだから誰かが側にいてくれれば、嬉しいと思うんだ。散歩でもゲームでも何でもいいから、喜ばせてやってくれ」
「そっか…うん、分かった。ロシーがいなくなっちゃうと寂しいもんね、ロー君」
「お前もだろ？」
そう言ってギュッと抱きしめてくれて、こういう不意打ちに私は弱かった。いつもこうやって先を取られてしまう。
それにしても、ロー君は私と一緒にいて嬉しいかどうか分からない。嫌がるんじゃ…？でもロシーに頼まれた事だし、頑張ってやらなきゃ。
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じ . - とっても素敵でした！どこ見てもコラさんやっぱカッコイイwワンピースとは話が変わりますが……もしかして主さんって｢魔法使いの嫁｣って知ってます？？ (2017年8月27日 1時) (
レス) id: 1ab992247e (このIDを非表示/違反報告)
さきみょる - コラさんが、めっさ格好いいです。一話一話に、胸がドキドキしました。 (2015年10月12日 15時) (レス) id: 603c545878 (このIDを非表示/違反報告)
たき - コラさんがとてもかっこよくて、この作品大好きになりました！ (2015年9月20日 3時) (レス) id: 5a704e8ead (このIDを非表示/違反報告)
ろんろん(プロフ) - *。°涙猫° 。*さん» 夏休み…私も運動してない…どうしよう！ww作品をどう終わらせるか考え中ですw (2015年8月31日 20時) (レス) id: 898ffaa5f1 (このIDを非表示/違反報告)
ろんろん(プロフ) - 寝子♪さん» 楽しんでもらえて良かったです♪この作品が初めて作った物なので…マーク、理解しました！w (2015年8月31日 20時) (レス) id: 898ffaa5f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろんろん | 作成日時：2015年4月20日 2時
