27.若様 ページ27
私はメイドとして今日も働いていた。ロシーとの戦闘が午後からあるので、なるべく体力を消費しないようにしている。
でもそんな日に、彼のお兄さんに呼ばれた。
「ドフラ…じゃなくて、若様、どうかしましたか？」
「フフ…わざわざ"若様"に置き換える必要はねェぞA、相変わらず俺の弟の恋人とあって可愛いな」
「可愛いなんて、…滅相も無いですよ」
「釣れねェな。まァ俺がお前を呼んだのは他でもねェ。俺の部屋の掃除を任せたいからだ」
「えっ？」
若様の部屋の掃除だって？
私は部屋を見回しても、少しに汚れも無い事に気づいた。そりゃあそうだ、若様の部屋だもん。
「あの、なぜ、ですか…？」
「汚れてるからに決まってんだろ」
「でも…う、分かりました」
私は能力で出来るだけ器用に部屋を片付け始めた。なぜか若様はその様子を見ている。しかも顔はニヤニヤと笑っている。
不安と恥ずかしさを堪えながら掃除をしていると、不意をつかれ部屋の真ん中のソファにグイと押し倒された。
…押し倒された？
「やっぱ可愛いねェ、Aチャン…俺のモンにしたくなっちまうぜ」
「わ、私にはロシーがいるので…！」
「兄弟だからな、好きになる奴だって同じなんだ。ちっと遊ばせてくれよ」
「若様、やめて…！」
彼とは全然違うらんぼうな手つきに震える。手が体を弄って、私はどうすればいいのか分からず、でも必死に逃げ道を考える。
下半身に違和感を覚えて、まさか、と思いきや指が入ってきて、私は泣きそうになった。
「その反応、たまんねェな」
「やだ、お願い、やめて…！」
「じゃあ抵抗してみるか？」
その言葉に反応し、私は咄嗟に近くのホウキを若様に当てた。思いっきり体に当たったものだからホウキは壊れ、若様は何事かと辺りを見回し始める。
体に力を入れ必死にドアの方にかけよろうとも、どうも力が入らない。結局、私は彼の大きな手に捕まり動けない状況となった。
「抵抗って言っても、お前が俺から逃げられる訳がねェよなァ？それに逃がさねェよ」
「こんな事したら、…怒りますよ！」
「フッフッフ、…逆効果だ」
「ドフラミンゴ、Aを今すぐ離せ」
咄嗟に聞こえた声はロシーだ。彼は今にも若様を殺しそうな顔でいた。若様は笑うと両手を上げながら、
「そう怒んなよ、ちとつまみ食いしてただけだ」
「つまみ食いだと…？これが、つまみ食い！？お前には何億と女がいる癖に…！」
「俺にとっちゃAは特別だ」
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じ . - とっても素敵でした！どこ見てもコラさんやっぱカッコイイwワンピースとは話が変わりますが……もしかして主さんって｢魔法使いの嫁｣って知ってます？？ (2017年8月27日 1時) (
レス) id: 1ab992247e (このIDを非表示/違反報告)
さきみょる - コラさんが、めっさ格好いいです。一話一話に、胸がドキドキしました。 (2015年10月12日 15時) (レス) id: 603c545878 (このIDを非表示/違反報告)
たき - コラさんがとてもかっこよくて、この作品大好きになりました！ (2015年9月20日 3時) (レス) id: 5a704e8ead (このIDを非表示/違反報告)
ろんろん(プロフ) - *。°涙猫° 。*さん» 夏休み…私も運動してない…どうしよう！ww作品をどう終わらせるか考え中ですw (2015年8月31日 20時) (レス) id: 898ffaa5f1 (このIDを非表示/違反報告)
ろんろん(プロフ) - 寝子♪さん» 楽しんでもらえて良かったです♪この作品が初めて作った物なので…マーク、理解しました！w (2015年8月31日 20時) (レス) id: 898ffaa5f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろんろん | 作成日時：2015年4月20日 2時
