23.自分を守る ページ23
「A、あんたを一人で行かせちゃってごめんな。あの路地裏は危険な場所なのに…」
「謝らないで、私も危機感もなくあの道に入っちゃったから…アンジーはなんにも悪くないって」
そうは言うも、アンジーは酷く落ち込んでいるようだった。いつもは冷静でクールな彼女のあんな姿なんて見た事がなかったから、悲しかった。
私ももう少し気をつけていればよかった。あんな暗い場所に勝手に入っていくなんて。
「で、今度からはあんたが付くんだね？」
「あァ…これ以上Aを一人にしておいたらすぐに攫われそうだからな」
「なんか、…ごめんなさい」
「Aは何も悪くないって。迷惑かけてると思うかもしれないけど、俺はAともっと一緒にいれるから嬉しいぞ♪」
そう、ロシーは笑ってた。怒られるかと思いきや優しく頭を撫でてくれて、私はなんだかぎこちなく下を向く事しか出来なかった。
アンジーはため息をつくと、
「さて……A、あんたはその能力を上手くコントロール出来るんだよね？」
「え？あ、う、うん」
「でも、もっと使い道があると思うんだよ。例えばその能力で自分の身を守るとか」
「…そっか！そしたらもし一人になっちゃっても大丈夫かな？」
「アンジー、それもいいと思うけどな…」
あんたは口答えしないの、とアンジーはロシーを黙らせる。確かに自分の身を守れるし誰かに迷惑をかけなくて済むかも！
…でもどうやって覚えよう。
「そこでコラソンが丁度いい実験台になるってワケさ！な、いい考えだろA？」
「…つまり、ロシーを相手にして戦えと？」
「そういう事だね！それにコラソンだったら覇気も使えるだろ？教えてやったらどうだ」
「覇気？Aに？…まぁその案も悪くはないと思うけど…体力も結構消費するぞ？何かあったら俺が守るし、無理に能力を使わせるっていうのも_____」
「ロシー、私に手取り足取り教えてくれるんじゃないの？守ってくれるのは嬉しいけど、そればっかりだとなんだか悪いし…
だめ？」
「………いいぞ。」←
「甘えに弱っ！？」
Aにだけは弱いんだからとアンジーは首を振る。でも笑ってた。きっとロシーと一緒だったら強くなるのも怖くないはずだ。
いつもは守られてばかりの私も、襲いかかる敵をなぎ倒して、いつかはみんなを守れるようになりたい。
「ロシー、ありがとう！大好き！」
「あァ…俺もっ…って、ちょっA____」
ガッシャーン！！
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じ . - とっても素敵でした！どこ見てもコラさんやっぱカッコイイwワンピースとは話が変わりますが……もしかして主さんって｢魔法使いの嫁｣って知ってます？？ (2017年8月27日 1時) (
レス) id: 1ab992247e (このIDを非表示/違反報告)
さきみょる - コラさんが、めっさ格好いいです。一話一話に、胸がドキドキしました。 (2015年10月12日 15時) (レス) id: 603c545878 (このIDを非表示/違反報告)
たき - コラさんがとてもかっこよくて、この作品大好きになりました！ (2015年9月20日 3時) (レス) id: 5a704e8ead (このIDを非表示/違反報告)
ろんろん(プロフ) - *。°涙猫° 。*さん» 夏休み…私も運動してない…どうしよう！ww作品をどう終わらせるか考え中ですw (2015年8月31日 20時) (レス) id: 898ffaa5f1 (このIDを非表示/違反報告)
ろんろん(プロフ) - 寝子♪さん» 楽しんでもらえて良かったです♪この作品が初めて作った物なので…マーク、理解しました！w (2015年8月31日 20時) (レス) id: 898ffaa5f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろんろん | 作成日時：2015年4月20日 2時
