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川城A
父親は警視総監、母親は皇族。その間で生まれた一人娘だ
彼女と初めてあったのは、とある事件を公安が追っていた時だった
公安に任された理由は誘拐された子供たちは誰もがどこかのご令嬢、ご子息といった金持ちの子供が誘拐されたため任された
そして、その事件の中には我々警察官の中でもトップの人の娘……警視総監の娘までもが拉致られていた
犯人を追い詰めたところで、犯人はAを人質にした
犯人はAの家柄を知っていたのだろう
警察側が動けばAの命は無いと言われた。人質は警視総監の娘、これだけでも心臓に悪い
僕は不意をついてAを助けようとすると、Aが犯人に話しかけた
「ねえねえ。おじさん
こんな事をしてても娘さん喜ばないよ」
この少女は何を言っているんだろうかと誰もが思った
「おじさん。私と同じぐらいの年齢の娘さんがいるんでしょ?私たちを拉致ったのは娘さんの手術費用が欲しい為でしょ?違う?
でもさ、娘さん喜ぶのかな?父親が子供を拉致して、そのお金で治ってもきっと喜ばないよ
こんな事してる暇があるなら少しの時間でも娘さんの側に居た方がいいんじゃない?」
彼女の言葉に犯人は泣き始めた
そして彼女を掴む腕を緩め、警察官は犯人を逮捕した
僕はAに話しかけた
Aなら僕の協力者になってくれるのではないかと思っていた
Aは報酬としてケーキがあれば協力すると言った
あれから4年が経ち
Aは毎回、欲しい情報をくれる。その代わりに毎回、僕がケーキを作りAに渡す
これだけで十分の情報が貰えるなら安いことだ
『降谷さんは雨お好きですか?』
降谷「そうだな…よく分からないがAとならこんな雨の日もいいかもしれないな」
『…降谷さんそういうところですよ』
降谷「はい?」
『あーあー。降谷さんはこういう所なんだよなー。こういう所がモテるんだよな〜』
降谷「お、おい!風邪ひくぞ!」
Aはそう言って早歩きをした。本当に風邪ひくぞ
『降谷さん…明日は晴れるでしょうか?』
降谷「ああ。晴れるさ」
君が望めばきっと
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はにゃ? - とても読みやすいです!更新頑張ってください!応援してます! (2023年4月15日 0時) (レス) id: 1a9c7abd60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽてち | 作成日時:2023年4月13日 21時