個性「原神」 (ページ10)

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私に師匠！？ページ10

あれから少し時は流れて、現在12歳

「ヒーロー育成プログラム」を受けていた最中だった。

会長に呼ばれていると、伝達があった

何かしたっけ？

と、考える

この前、タルタリヤがロボットを全て壊してしまったこと？

それともウェンティが鍾離先生に酒をかけちゃって、怒った鍾離先生が部屋の半分を壊したこと？

あ、それともクレーちゃんが爆弾を投げちゃったこと？

思い当たる節はいっぱいある。……というか私のせいではないんだけど

『し、失礼します！』

私は勢い良く、部屋の扉を開けた

自分の声が少し高く感じた

「A。君に紹介したい人がいる」

紹介したい人？

「君も聞いたことがあるだろう

抹消ヒーローイレイザーヘッドだ」

こちらに振り向いた男の人。少し顔が怖い

年齢は……20代後半だろう

『ヒーロー業界では有名ですけど…あまりメディアには出てないですよね？』

「あぁ。仕事に差し支えるからな」

……あ、この人……合理的が好きな人だ

「相澤消太だ。好きに呼んでくれ」

『……なぜ、私にイレイザーヘッドの紹介を？』

「君の"個性"は強いが、身体能力としてはまだまだ。だからイレイザーヘッドを呼んだ」

確か相澤消太の"個性"は「抹消」。

視た者の"個性"を抹消し、瞬きで解除する。ただし異形型には効かない

『……つまり私に武術を身につけろと？』

「そうだ」

『私は有難い話だと思いますが……イレイザーヘッドはそれでいいんですか？確か、雄英教師を務めるんですよね？』

「あぁ。だが公安直々の頼みだ。断る理由はない

A

───くれぐれも死なないように気をつけろよ」

……何をするんだろうか。