個性「原神」 (ページ7)

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小さな鷹ページ7

あれから1ヶ月が経とうとしていた

私はすっかり元気になり、1週間に1度は両親の見舞いに行っている

医者曰く、両親の怪我は治りかけだけどいつ目覚めるか分からないとの事

目が覚めたら1発ビンタしてやる

そして、今私は何をしているかというと…

「Aちゃ〜ん。こっちだよ〜」

『ホークス！飛ぶのは卑怯だよ！』

小生意気な鷹…じゃなかった、一緒のプログラムを受けているホークスと鬼ごっこ中だ

あまり原作は読んだことないけど、ホークスはイケメンという事しか知らない

まあ、ウチの子の方がイケメンなんですけど…

なんたってウチには美少年仙人がいるんだからな！！

「二人ともそこまでです」

鬼ごっこを止める目良さん。相変わらず目の下の隈が酷い。たぶん三徹…いや、五徹ぐらいしているのだろう

「午後のプログラムの時間です。各自、自分の場所に行くように」

「はーい」

『うん』

鬼ごっこは一先ずお預けとなった

くぅ！ホークスが飛ばなきゃ、こっちが勝てたのに……！

「Aちゃん…顔険しっ」

『こっちは真剣に鬼ごっこに勝てる方法を考えてる』

「ガチじゃん」

『勝負にガチもクソもあるか』

こちとら真剣に鬼ごっこしとんねん！！こちとら前世は華のJKだったんだぞ！

鬼ごっこぐらい真剣になるだろ！！

『飛ばないためには……やっぱり羽を毟り取るしかないよな…』

「発想怖」