個性「原神」 (ページ43)

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ツンデレはいいぞページ43

続いての第二関門。The綱渡り！下深っ！！

『"放浪者"〜』

私の呼び掛けに答えてくれた放浪者こと笠っち。今思えば、笠っちって可愛い呼び方だよね

「僕を呼ぶだなんて、なんの用だい」

『抱っこ』

「は？」

あっちに行きたいから抱っこしてくれと頼んだら、呆れた顔をされた。なぜ？

別に高校1年生が抱っこって言っても良くね？逆に可愛いもんだろ。

放浪者は優しいから軽々と私を抱っこして、運んでくれた。正直閑雲と迷った

『ありがとね〜』

「ふん」

わーツンデレの思春期男子だー。可愛いねぇ

少しだけ放浪者を愛でて、また走り出した

前を走る轟くんは速い。いや、足長っ！後ろからでもわかる足の長さ。私の場合長くも短くもない…｡なんか敗北感を味わった

《そして先頭は早くも最終関門！！かくしてその実態は───…

一面地雷原！！！怒りのアフガンだ！！

地雷の位置はよく見りゃわかる仕様になってんぞ！目と脚酷使しろ！！》

めっちゃ優しいじゃん。よく見れば位置がわかるなんて。めっちゃ時間食うけど

あれ、欲しいよね。遺瓏埠にあるさ、あの移動出来るやつ。金魚みたいな形をしたやつ。あれあれば便利だべ

まあ、そんなものはないので、頑張って歩きますよ

地雷を避けながら歩いてるはずなのに、どうして近くで爆発が起きるのかな？もっと地面見ろよ！！私を巻き込むな！

なんてイライラを募らせていると、後ろから爆発音が響いた。おい、今度は誰…って爆豪くん！？飛んでんの！？

私も風で飛べんかな？と思ってやろうとしたら昔、それで大怪我したのを思い出した。うん、やめよう