個性「原神」 (ページ37)

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病院行きだってページ37

出入口付近で安全確認が始まる

緑谷くん以外は全員かすり傷程度。師匠と13号さんは病院へ運ばれた

「なんてこった」

「これだけ派手に侵入されて逃げられちゃうなんて……」

『というか情報が漏れてることに驚きが隠せないんですけど』

一体どこで漏れた？

こんなに簡単にヴィランに侵入されるなんて…｡こんなこと公安が知ったら…私の負担が重くなるじゃない！

『…っ。』

あ、やばい。

倒れる…。と思ったら誰かに抱えられた

『なんだ、リオセスリか…』

「なんだ、じゃないだろ。少し無茶しすぎじゃないか？」

『まさか。私を誰だと思って…』

「病院に連れてく」

『え？』

「お願いね」

ミッドナイトさん！？何が「お願いね」なの！？

病院に行きたくないと駄々を‎こねる私にお構い無しに、リオセスリは救急車に乗った

『いったい！！』

「動かないでください」

現在、看護師さんに傷口を治す薬を塗られている。これは凄く痛いし、染みる。消毒並に痛い

『痛いです…』

「この前の傷も広がってますから」

『え！？…いった！』

「だから動かないでと…」

なんで全身包帯だらけなんだよぉ…。うぅ〜ヴィラン呪ってやる
絶対許さんマジ

「大きな運動は避けることをオススメしますよ」

『はい』

看護師さんって、たまに容赦ないよね

あとで師匠たちのお見舞い行こ

鏡越しに包帯だらけになった自分の体を見る。うわぁ、珍しくここまでして戦ってたんだ私。すげぇ。凄いよ自分。今日だけは褒めたたえようじゃないか