個性「原神」 (ページ29)

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チート相手にはチートってねページ29

夢境ちゃんはヒーローで、私はヴィラン

"個性"「想像」は厄介だな

聞いた話じゃ、自分が想像した"個性"を使えるんだとか。

例えばさっきみたいな轟くんの氷結を思い浮かべれば、氷を出せるらしい…

チートかよ！！！なんでそんなにチートなんだよ！

あんまり自分の"個性"見せたくないんだよなぁ。……私の"個性"使えなさそうだけど

こうなったら……素手か。素手しかねぇな

あーこういう時、操縛布学んだときゃ良かったって後悔する

「みーつけた！」

ニコッと笑う彼女。

あー可愛い、

絶世の美女みたい

ほんと、

眩しいくらい嫌い。

『そう簡単には触らせないよ』

私は核を凍らせた。誰も凍らせちゃいけないなんて言われてないもんねー

夢境ちゃんはビル全体を凍らし始める

轟くんみたいな感じか。私を足止めさせたかったんだろうねぇ

でもねぇ、

『私と貴方とじゃ、学んできた差は天と地の差がある』

そんな単純に足止めできないよ。

私は自分の周りに炎の渦を張る

『後ろだよ？』

私は夢境ちゃんの後ろに回り込む

「いつの間に…！きゃあっ！！」

私は夢境ちゃんに回し蹴りをした。痛かったらごめんね

『さて、ヒーローはピンチを覆さなければならない

ここからどう出る？』

今の私はヒーローじゃない

周りから見ればヴィランだろう

それでいいんだよ

だって今はヴィランだもんね