個性「原神」 (ページ3)

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個性発現ページ3

『……な、な……』

これは夢だろうか。夢ならば覚めないでくれ

事の発端はついさっき。

原石を溜めに溜めて、八重神子のガチャを回したら最後の最後で武器しか出なかったことが蘇る

『死ぬんなら、最後の最後で"八重神子"様でてくれてもよかったじゃーん！！』

「……なんじゃ。五月蝿い童よのぉ」

『……な、な……』

冒頭に戻る。

八重神子だ。ふつくしい狐様…

夢か？夢ならば覚めないで。ガチで

『え、あ、な…』

「汝が妾を呼んだのであろう？」

『呼んだ。呼びました！』

ま、まさかだとは思うけど…

『"雷電将軍"……？』

「何か？」

雷と共に、雷電将軍が現れた

『……あっ。この生涯悔いなし』

私の意識はそこで途絶えた

目を覚ましたのは翌日だ。しかも病院のベッドで

「Aちゃんおはよう。」

『お、おはようです…？』

ナイスバディな看護師さんが、医者と両親を呼んで、色々と説明してくれた

「Aちゃんの"個性"は「原神」ですね」

な、なんだって？

私の耳が悪くなければ今「原神」って聞こえたんだけど…

いや、そんなわけないよな。うん

「非常に珍しい"個性"なんですよ。

しかも"個性"名が「原神」なんて、かれこれ20年近く医者をやってきましたが初めて聞きました」

マジかよ。

その後、"個性"使用の説明と簡単な法律を教えてくれた

『……ん？待てよ…"個性"が「原神」？？

それなら……"クレー"』

「ドッカーン！」

『きゃー！可愛いっ！！！』

私は、自分と同じ身長のクレーを抱きしめた

……爆弾は知りません。