個性「原神」 (ページ11)

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LET'S試験ページ11

中学に上がる少し前。世間は春休み期間中

私は国立多古場競技場に来ていた

『何するんですか』

「お前のヒーロー免許取得試験だ」

『私の、ヒーロー免許取得……えぇ！？』

ヒーロー免許取得、だと！？

仮免許でさえ、まだ取得してないのに免許取得！？

ヒーロー免許って普通、ヒーロー科3年生で得るものでしょ！？それを中学に上がる前の12の小娘に取らせるか！？普通

大人の考えとはよく分からん

『マジですか…？』

「マジだな」

『なにかの冗談じゃ…』

「そんな冗談があるとでも？」

『ないですよね〜』

何が楽しくて試験なんかしなきゃいけないんだよ。一番嫌いな言葉は「試験」「テスト」、後、これらに繋がる言葉

例えば「受験」とかね

……考えるだけで嫌だ。地獄の日々しか思い出せない

コスチュームに着替え、説明を受ける。試験の説明をしてくれたのは、目の下に酷い隈がある目良さん

説明を聞いてもさっぱり分からない。とにかくロボット壊せばいいのね。了解、了解

『というわけで頼みます！

ヌヴィレットさん！リオセスリ！』

ハイドロポンプと拳！ある意味どちらも回復はいらない！

……まあ、それだけじゃ心配なので

『怖いの？』

「なっ！こ、怖くなんかないさ！この僕フリーナに任せてくれ！」

『よっ！頼りになるフリーナ様！』

フリーナちゃんを添える

【ビィー！！】

と、頭に響くような音が鳴る

音が鳴り終わると、ぞろぞろとロボットが出てくる

『お好きに暴れちゃってください！！』

私がそう言うと、3人は普段の姿とは想像がつかない殺気を出しながらロボットに立ち向かった

……請求書とか出されないよね？？