審神者と刀剣男士の娘は巻き込まれ体質② (ページ10)

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第十話ページ10

「紅葉さーん！すんませんけど1度控え室に戻ってください！」

「あら、今ええとこやったのに…」

残念そうに腕を離す、紅葉と呼ばれた女性

「ほんなら平次くん、また後で」

にこりと笑みを浮かべ平次に向けて手を振る。平次もそれに連れられて、ニヤケながら「あぁ、ほななぁ」と手を振った

和葉は平次にあの女は誰だと問い詰める

『蘭ちゃんたちもそうですけど…こっちも色々と面倒ですね』

Aは頭を抱えながら、首を振った

「平次兄ちゃん、ほんとにこの人知らないの？」

「大岡、紅葉…？」

コナンは大岡紅葉の記事を見せる

『あぁ…どこか見覚えがあると思えば大岡の小娘ですか』

Aが言い放った言葉に、周りは凍りついた

『皆さんどうしました？』

「Aさんって、時々怖いこと言いますよね…」

『父の影響ですかね』

Aが歩き出そうとした時、テレビ局全体に放送が鳴った

放送通りに近くの避難口から外に出る

一体何が起こっているのだろうか…

「時間遡行軍か？」

『いえ、そのような反応はありません。

それと急に後ろから幻霊で現れるのやめてくれませんかね！？鶯丸父様！』

Aは人目がつかない場所にいた

少しすると、テレビ局から爆発音が響いた

一先ずAは蘭たちと合流した

『あれコナンくん。少し服焦げてるけど…もしかして…』

「たまたまだよ！たまたま！」

浪速警察病院に行き、未来子を待っていた

「…未来子ちゃん、遅いね」

「応急処置するだけやってお医者さんは言うてたけど…」

和葉と蘭が言葉を交わしていると、治療室の扉が開いた