審神者と刀剣男士の娘は巻き込まれ体質② (ページ7)

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第七話ページ7

「控え室で待ってろっつったろ！」

隣に座るコナンがそう言う小五郎

「蘭姉ちゃんに収録の様子を見てくるように言われたから…」

『頼られているんですね』

「ったく…」

「カルタ入りまーす」

その声と共に、ぞろぞろと警備員が入ってくる。

「うわぁ、皐月会のカルタや…！」

厳重に守られているカルタに顔が明るくなる未来子

「えらい仰々しいなぁ、あのカルタ」

『仕方ありませんよ。あれは皐月会が開催する全国大会の決勝戦に使われるカルタなんですから』

「へぇー……

そういえばあの札で試合するんが未来子の夢やったっけ？」

「私だけやない。皐月会20年の歴史であの札に憧れんかったもんはおらんよ！」

「そうなの、A姉ちゃん？」

『私は特にカルタ自体に興味はありません。ですから皐月会のカルタなんてどうでもいいんです』

「クイーンの言うこと一味ちゃうなぁ…」

そう…。

Aはカルタ競技のクイーン。現在3連覇中

「にしても、あの警備は大袈裟すぎるんとちゃうか？」

「そんなことない！

去年の皐月杯の後でカルタの紛失騒ぎがあってな。結局すぐに見つかったんやけど、セキュリティ強化すべきやって王者の矢島さんが阿知波会長を説得したそうなんや」

『カルタ競技にとってカルタの紛失は絶体絶命のラインですからね』

「なるほど…ところでその2人って誰だったっけか」

小五郎の言葉に、全員が拍子抜けとなった

「アホかおっちゃん！！これから対談する相手やないの！」

「そ、そうだっけ？」