審神者と刀剣男士の娘は巻き込まれ体質② (ページ13)

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第十三話ページ13

「私じゃ練習相手は無理だよ…」

疲れ切っている蘭に、和葉は苦笑いを浮かべる

『私が代わりにやりますよ？』

「え、いいんですか？」

『えぇ。これでもカルタのクイーンですので』

テープを最初から回し始める

未来子曰く、和葉の腕はA級レベル…

それなら手加減は無用だ

『……はぁ…結構緊張しました…』

結果は圧勝。流石はクイーンだ

「やっぱりクイーンは凄いなぁ…。私なんてまだまだや…」

『ふふっ。そんなに考えなくてもいいんですよ

私から札を15枚程度取れれば大岡紅葉に勝てる確率は高くなります』

「え」

未来のクイーンと期待されている大岡紅葉

Aは現クイーンである自分に勝てれば、紅葉になんて敵と呼べる存在じゃないと言う

お茶で一息ついて、もう一度カルタをしようとしたらコナンが帰ってきた

しかも頼もしい助っ人を連れて

部屋に入ってきたのは着物姿がとても美しい女性…

「平次んとこのおばちゃん！？」

「平次から聞きましてな。かけつけましたんや」

「え！なんでぇ！？」

平次の母静華は奥の部屋で新聞を読んでいた小五郎と、Aに小さく会釈する

「和葉ちゃんの手伝いや。カルタの特訓するんやろ？」

「そら…そやけど…」

「私が相手になりましょ。元クイーンの私では力不足かもしれまへんけど」

Aは、これはとんでもない人が来てしまったと思った

「ただ時間が足らんさかい、稽古はきついもんになりまっせ。それでもよろしいか？」

「はい！よろしくお願いします…！」