審神者と刀剣男士の娘は巻き込まれ体質② (ページ1)

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第一話ページ1

「…ここは…」

降谷零はとある和室で目が覚めた

自分は先程まで何をしていた…

上からの指示で張り込みをしていたら、目の前に化け物が現れて…それで…

と、ここまで思い出したら部屋に巫女服を着たAが入ってきた

『失礼します…と、目覚めてたんですね。傷は大丈夫ですか？』

「あぁ…。」

『どこか悪いところはありますか？』

「大丈夫です」

『そうですか』

Aは立ち上がり、薬研を呼んだ

「旦那、少し失礼するぜ」

薬研は降谷に巻き付けていた包帯をとり、傷の具合を見る

「試しに塗ってみた薬だが…意外と効き目がいいな」

『……試し？』

「なんでもないぜ」

まだ傷口が開いてる場所に薬を塗って、新しい包帯を巻く

「ところでここは…」

『ここは本丸ですよ。私の家です』

「なぜ僕はここに」

『覚えてませんか？

化け物に殺されかけたのを』

．

『降谷零が狙われてる！？』

「はい！」

学校終わり、彼女の前にこんのすけが現れた

政府から「降谷零が狙われている」と言伝

『嫌な予感とバレる予感満載なんですが…』

「政府から、そうなったら仕方ないとのことです」

Aはため息をついて、降谷がいる場所に向かった

『走るのキツ…』

まだ目的地まで程遠い。

こういう時に短刀たちの機動力が欲しいと何度思っただろうか…

「俺を呼んだか？」

『呼んだ覚えはありません。それと、なんで幻霊なんですか。せめて本体で来てください』

「最近娘が反抗期だな…」

『……薬研父様。

"私の体を使ってください"』

「そういうことならお言葉に甘えて…」

『「血が滾るなァ！」』