今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:32,592 hit
小｜中｜大
your smile【SA】by.W ページ35
.
「おはよー。」
楽屋の扉を開いたら、いつも通りかっこよく新聞を読んでる翔ちゃんがいた。
「お、雅紀ー。おはよ。今日早いね。どしたの???」
首をかしげる翔ちゃんの方へ足早に近づいて飛び乗る。
「あれ?翔ちゃん、シャンプー変えた?」
俺の言葉にいつも十分大きい二重まぶたが見開かれる。
「なんで分かったの??」
「だって俺、天下の相葉ちゃんだよー。」
「なんだよ、それ。」
ふふって、翔ちゃんはふんわり笑った。
彼の髪からは、いつもとはちょっと違う………だけど、どこか翔ちゃんらしい爽やかな香りがする。
こんなとこニノに見られたらきっと怒られるんだろうな。
「ねえ、翔ちゃん。」
「なあに??」
いつも思うんだ。
優しそうな翔ちゃんの笑顔が好きだなって。
「ちょ。バカ。照れるじゃん。」
気づけば翔ちゃんの顔は真っ赤。
可愛い、なんて思ったら、今度は俺の鼻先をつつかれる。
「あ………ばちゃ……ほうが……よ。」
「え??」
「だから。相葉ちゃんの笑顔が好きなの。同じメンバーに、こんなに明るいムードメーカーがいるって誇りに思うの。」
顔を赤らめた翔ちゃん。
「で、そんな俺の誇りの相葉ちゃんにね。プレゼント。」
ぐいっと腕を捕まれて、おろおろする俺。
そっと持ち上げられた手。
指先に優しく彼の唇が触れた。
．
【指先:賞賛】
とても近い関係性の相手へ褒め称える
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：storm quintet x他4人 | 作者ホームページ：.
作成日時：2014年10月29日 23時
