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【 Hokuto 】
かなりの設備。かなりのセキュリティ。
想像の倍を超えるところにAちゃんは住んでいた。
詳しく聞かなかったけど、お父さんがめちゃくちゃ稼いでる仕事とか？
そもそもお金持ちとか？
俺だってそこそこのセキュリティと、そこそこの設備は整ったところには一応住んでいるつもりだ。
でも、明らかに、負けている。
Aちゃんは、お金持ちとしか付き合ってこなかったとか？
俺もこういうキラキラした生活してると思われてるのかな？
どうしよう、なんか思ってたのと違った、とか言われたら…
Aお待たせ!いま戻るね!
結構時間かかるかなーと覚悟していたけど、10分ほどで彼女からLINEがきた。
A「ごめんね、待たせちゃって。」
「いやいや、急に押しかけてごめんね？」
A「ごめんねって思うなら素直に帰りなさいよ(笑)」
「それは違うじゃん。」
A「あ、これ、許可証。前のとこに置いといて〜。」
...
A「荷物取りに来ました〜。」
管「おう、2人いてよかった。ちょっと待ってね。」
...
管「えー、これとこれね。」
「あ、はい。」
管理人室と書かれた部屋から出てきたおじさんから、段ボールを2つ受け取る。
管「こっちは郵便ね〜。」
A「ありがとうございまーす！」
どうやらAちゃんには郵便物の束を渡したらしい。
A「あっ！」
「どうした？」
A「ひひっ、見てぇ〜。」
そう言って彼女が見せてくれたのはSixTONESのファンクラブの封筒だった。
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作者名：Luna | 作成日時：2022年4月7日 9時
