竜宮町は、今日も賑やか。 (ページ16)

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休み時間。私は1人で本を読む。と、名作たちが寄って来た。
名作「えーっと、べにさんだっけ？」
べに「・・・。ええ・・・。」
名作「僕、松田名作。よろしくね。」
べに「よろしく・・・。」
？？「おいこら名作、べにが明らかに戸惑ってるだろ？あんましつこくすんなよ。」
名作「あ、ごめん・・。」
べに「いいのよ、別に・・・・。」
？？「俺はノキオ！よろしくなべに！」
名作「いった側からぐいぐいいくな！」
？？「僕はスゥイーツ！」
？？「僕はむすびです！」
？？「ボルトまんねん。」
ややこしいな。でも、一応全員の名前はしっかり覚えたぞ。
　と・・・。不意に視界がぐらりと傾く。
べに(しまった・・・！日光を浴びすぎたんだ！)
最近はずっと昼間外に出ていない。だから、日光に耐えられる時間が減ってしまったんだ！ここは一番窓側の席だし、いくら人間の姿になっていても、日光は苦しい・・・！
名作「べにちゃん！大丈夫・・・」
遠ざかる名作の声を聞きながら、私の意識は途絶えた。