５７ 一体何が… ページ46
練習が終わって解散した後、教室に数学のワークを忘れてきた事に気付いた。
６時半過ぎとは言え、まだ明るいし…取りに行こう。
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幸い校門はまだ開いていて、まだ残っている生徒も居るみたいだった。
教室に入ってワークを出して、急いで帰ろうと廊下を走っていた。
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すると、階段の踊り場に誰かが居た。
体育座りをして、顔を膝に埋めているから顔は分からないけど…茶色のツインテールの女の子なのは確か。
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「あの、大丈夫ですか？」
「っ！！」
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ビクッ！と、目に見えて方を大きく揺らしたその人はゆっくりと顔を上げた。
その人は…
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「神崎…さん？」
「！！……Aちゃぁあん！！」
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神崎さんだった。
目の周りが赤く腫れてるし、涙が伝った跡がある。泣いていたんだって一瞬で分かった。
そして、彼女は私を見るなり、ガバッ！と抱きついて、肩に唇を押し付けて、「うぅ〜〜〜…」呻くかのように泣いた。
何があったんだろう…。
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とりあえず、少し落ち着くまで彼女の背中を擦っていた。
すると、徐々に彼女は泣き止み、私から離れた。
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「どうしたの？神崎さん。」
「う…ツナっ…く、んが…」
「？……沢田君が？」
「っ…。や、やっぱりぃ、なんでもないよぉ！えへへっ、癒亜ぁ、ちょっとドジしてぇ、階段から落ちちゃったのぉ！テヘ☆」
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いつもの笑顔を浮かべる彼女。
本当に、階段から落ちただけなの…？
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「そ、そう？大丈夫？保健室、行く？」
「大丈夫だよぉ？ほらっ、癒亜ぁ、元気でしょっ！」
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立ち上がってガッツポーズをした。
まぁ、大丈夫そうだ。
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「……良かったら、一緒に帰らない？」
「えっ……良いのぉ？」
「うん。私も、一人で帰るところだったし」
「分かったぁ！癒亜ぁ、教室に鞄置きっぱだからぁ、取ってくるねぇ！」
.
.
次の日、状況が大きく変わるなんて、思いもしなかった。
ラッキーアイテム
革ベルト
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上総(プロフ) - 急にごめんなさい、�兇離僖好錙璽俵気┐堂爾気ぁ�お願いします (2016年6月11日 19時) (
レス) id: ef86cc2fbb (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - キノコさん» 早かったですか？自分的に長かったです＾＾； これからもよろしくお願いします＾＾ (2012年8月28日 21時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - 龍夏さん» ただいま！！これからもよろしく！ (2012年8月28日 20時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - ウハさん» 復活しました！これからも読んで頂けると嬉しいです＾＾ (2012年8月28日 20時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - 哀さん» 喜んでもらえて嬉しいです！ コメありがとうございました＾＾ (2012年8月28日 20時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
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