５６ 覚悟 ページ45
「今、サッカーは管理されているんです。」
「…は？」
「今や、サッカーはただのスポーツではない。あまりに熱狂的な人気を誇ってしまったが故に、３年前まで、『サッカーの優劣＝人の優劣』という風潮が起こってたんです。それによって、色々とトラブルが起き…。それを解決する為にサッカーは管理された。そして、その管理をしているのが、フィフスセクターなんです。」
「ちょ、待ってくれ。管理って、一体…」
「得点、その得点を入れる選手、試合の流れ……そういうのを決める事です。」
「何じゃそりゃ！？」
「こうしないと、辛い思いをする人達が居るんです。…勿論、反対する人達も居ます。その人達を押さえつけるのが、私達シードの役目です。」
「シード？」
「各学校に散らばって、フィフスの指示に背かないか監視する生徒のことです。」
「……」
「今、フィフス派と、打倒フィフス派が対立しています。私の任務はこのチームを背負いつつ、打倒フィフス派を潰していく事です。」
「じゃあ…一昨日の試合は？」
「？」
「お前等…メッチャ楽しそうだっただろ？あれも、指示って奴なのか？」
「…ちょっと違います。あれは、確かにフィフスセクターの指示と見なされるもの。ただし、この学校はAさんがある程度作戦を考えても良いという特権があります。あの試合は、Aさんが考えたもので……先輩の目に良い試合として見えたのなら、それが彼女のポリシーなんです」
.
陸原の助言に、諸星先輩は考え込んだ。
もしかして、あの試合を見たから、先輩はここに入ろうと思ってくれたのだろうか？
.
「……よっし！やっぱ俺抜けねぇ！」
「「「！！」」」
「あの試合見てさ、なんかこう……胸にグッと来たんだ。ウチの野球部も、前はそうだったけど、今は全然違うんだ。だから…また、そんな試合がしたい。あの試合が芥川のスタイルなら、俺は幾らでも従ってやらぁ！！」
.
再び爽やかな笑顔を浮かべた先輩。
覚悟は、出来たようだ。
.
「…それじゃあ、早速練習始めようか！作戦は明日までに考えてくるから、今日は取りあえずそれぞれのテクニックを上達させるのを目標にして！」
「「「はいっ！」」」
ラッキーアイテム
革ベルト
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上総(プロフ) - 急にごめんなさい、�兇離僖好錙璽俵気┐堂爾気ぁ�お願いします (2016年6月11日 19時) (
レス) id: ef86cc2fbb (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - キノコさん» 早かったですか？自分的に長かったです＾＾； これからもよろしくお願いします＾＾ (2012年8月28日 21時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - 龍夏さん» ただいま！！これからもよろしく！ (2012年8月28日 20時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - ウハさん» 復活しました！これからも読んで頂けると嬉しいです＾＾ (2012年8月28日 20時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - 哀さん» 喜んでもらえて嬉しいです！ コメありがとうございました＾＾ (2012年8月28日 20時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
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