４６ あの表情を！ ページ35
「皆、ちょっと良い？」
「？」
「何ですか？先輩。」
「この試合をするに当たって、お願いがあるの。……苦戦してる演技をして。」
「「「！？」」」
「相手の攻撃は、甘んじて受けて。シュートが来たら、ＤＦで止めようとする演技を。あくまでも、相手に点は入れさせないように。」
「待て！それこそテーマと真逆じゃねーかよ！」
「……良いではありませんか、日向君。僕は賛成です。さしずめ、監督からの提案でもあるのでしょう？それに……キャプテンの指示に背くとでも？」
「っ…わーったよ、従えばいいんだろ、従えば。」
.
二ノ宮さんのお陰で、日向の説得にも成功。
さて、じゃあ、行こうか。
.
「皆、よろしく！」
「おう。」
「はいっ！！」
.
相手はさらに警戒心を深めている様子。
.
.
.
しかし、それは割りと簡単に解かれる。
.
私が(敢えて)スライディングに失敗し、悔しそうな顔をする。
さらに、タックルをしてきた選手に(わざと)負け…。
それを見た日向は「おいおい……大丈夫なのかよ、これ…！」と、さながら本当のピンチのような芝居(…かな？)を始め、それに便乗した数人が、焦った表情を。焦ったプレイを。
.
「もしかして……あの女キャプテンが軸になってるのか？」
「アイツが倒れれば、他のチームメイトも不安を覚える…。それで焦ったプレイが増えて、ミスも…」
「だったら、今なら行けるぞ！！一点返せる！！」
「シュート決めるぞ！」
「ちょ、おい！！」
.
よし、うまくいってる。
少し分裂が見られる校みたいだけど、これは来る！
.
「っしゃあ！！行くぜ！」
「っ、ＤＦ！！９番マーク！！」
「はいっ！」
.
ミスの芝居の中、自陣に攻め込んでくる相手チーム。
その顔は、勝利への確信と希望に満ちている。
そうだよ。私は、この
.
「くらえ！スターダスト・レインズ！！」
「ファントム・ウィザードっ……ぅっ！」
「「チェリーズ・シールド！……わっ！/んにゃっ！」」
.
陸原の技、岬君と百瀬君の連携技。
どちらも破られ、ボールはゴールに進む。
.
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
上総(プロフ) - 急にごめんなさい、�兇離僖好錙璽俵気┐堂爾気ぁ�お願いします (2016年6月11日 19時) (
レス) id: ef86cc2fbb (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - キノコさん» 早かったですか？自分的に長かったです＾＾； これからもよろしくお願いします＾＾ (2012年8月28日 21時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - 龍夏さん» ただいま！！これからもよろしく！ (2012年8月28日 20時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - ウハさん» 復活しました！これからも読んで頂けると嬉しいです＾＾ (2012年8月28日 20時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - 哀さん» 喜んでもらえて嬉しいです！ コメありがとうございました＾＾ (2012年8月28日 20時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
