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第2章【TVMの資格】 ページ14

「迷惑なんて誰でも掛けるさ。お前はまだ未熟。自分がやれる事だけやれば良い」

「失敗は誰にでもあるから! 元気出して! 大丈夫だから!」

「僕だって初めの頃は迷惑掛けてばかりだったよ。少しずつで良いから、頑張ろう?」

「失敗はこれからの力だからよ! それにな、誰も迷惑がってなんかいねぇよ!」

「はい、っ……!」





ある失敗を犯してしまったルナ。

その失敗を拭うように励ます彼等。

しかしその励ましは、彼女の辛い思い出を蘇らせてしまった。

ある青年の言葉と共に、闇組織からの潜入構成員という資格とは別に、一人の捜査官としての重圧に苦しんでしまう。

彼等は彼女の辛い思い出を良い思い出に塗り替えられるのか────。

そして彼女に巣食う僅かな記憶を、消し去る事は出来るのか────。

第13話 ファンタジスタの思惑→←第12話 変わらない彼の姿



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作者名:櫻咲翼遥 | 作成日時:2016年12月25日 18時

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