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数日後。
Aとルーピンの２人は、箒に乗ってフランスを目指して飛んでいた。
『あのさ…リーマス』
Aはルーピンに向かって話しかけた。
風を受けているので、少し大きめの声を出した。
すると、彼は振り向き首を傾げた。
「何だい？」
『ごめんね、一緒について来てもらっちゃって』
「いや、いいんだ。君を１人になんて出来ない。言っただろう？君を守ると」
そう言っていつもの様に優しく微笑む姿を見て、Aは安心した。
ここしばらく、互いに無理やり作り笑顔をするぐらいしか出来なかったからだ。
ーやっぱり、リーマスはいつもの笑顔が1番だ
Aは心の中で強く思った。
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次の瞬間、
遥か下の地上で爆発が起こった。
『あ…！！！』
Aとルーピンは思わず止まった。
爆発は次々に起こっている。
『…あれ、死喰い人の仕業…？』
呆然とするAの横で、ルーピンは頷く。
「…そうだ。恐らく、マグルも襲われているんだ…」
『そんな…何てこと…』
「A、先を急ごう。ここにいるのは危険だ」
『うん…』
２人は更に高度を上げ、スピードを出した。
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・
ボーバトン校へと到着した。
ここの庭は相変わらず素晴らしく綺麗で、とても穏やかだった。
Aとルーピンは地上へ着地した。
すると、２人を出迎えたのは、ここの学校の校長だった。
フランス語訛りの英語で、Aに話し掛けた。
「Ms.A、わたーくしの部屋へ、一緒に来て下ーさい」
『…はい。リーマス、ごめん。ちょっと行ってくるね』
Aは困った顔をルーピンへと向けた。
「ああ…」
体の大きな校長の後に続き、少し俯向き気味に歩くAの後ろ姿を見送りながら、ルーピンは頬を掻いた。
息を吐いて、周りを見渡す。
ー本当に綺麗な所だな…
耳を澄ますと、小鳥のさえずりが聞こえる。
噴水から湧く水が、キラキラと輝いている。
ーやはり、ダンブルドアは正しい。
彼女はここに合っている。
ルーピンは空を見上げて、目を細めた。
真っ青な空が広がっている。
世界では恐ろしい出来事が起きているのに、ここはそれを感じさせない。
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piyo(プロフ) - 絢姫さん» 絢姫様、コメントありがとうございます(^^)とっても嬉しいお言葉…！精進します。これからもよろしくお願いします！ (2019年11月23日 22時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
絢姫 - とても面白いです！ 久々に時間を無視して読みました！これからも、応援します！ (2019年11月23日 16時) (レス) id: df8558907b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2019年11月16日 22時
