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『ポッター』
授業後、ぞろぞろと教室から出て行く生徒達。
皆口々に授業の内容について話していた。
その中からハリーを呼び止めた。
「はい？」
『あ…えっと。私の授業、どうだったかな…？』
「すごく面白かったです。僕もマグルの叔父さんの家にいたから、共感出来る所があったし…でも、先生はイギリスじゃなくて東洋のどこかの国の生まれですよね？だからイギリスとはまた違った文化があったりして…とても興味深かった」
ーなんて良い子なの〜！
込み上げる嬉しさに、Aは思わず、ハリーを抱きしめてしまった。
「えっ…先生⁉」
顔を赤くして焦るハリー。
『あ…ごめん！つい…』
ハハハ、と笑いながらすぐに離れた。
そして、まじまじとハリーを見つめる。
『ポッター…いや、ハリー。君は、本当にご両親に似てるね』
そう言って、Aはとても優しい目で彼を見た。
ハリーは驚く。
「えっ！僕の両親をご存知なのですか？」
『うん…親友だったんだ。ジェームズも、リリーも。昔この学校で皆一緒に学んだんだ…』
思わず涙が溢れてしまう。
ーあれ、散々泣いたはずなのに。
涙はもう枯れ果てたかと思ってた…
「先生…？」
ハリーは心配そうに見上げてきた。
『あぁ…ごめんね、何かもう、君を目の前にして彼らを思い出したら、涙が…』
目尻を拭って、困ったように笑う。
『いつも一緒にいたぐらい、仲が良かったんだよ』
「…そうだったんだ。僕、両親の事何も知らないんだ。でも、両親の友達に会えるなんて…本当に嬉しい」
ハリーは嬉しそうに笑った。
何処と無く切ない雰囲気が漂う。
ジェームズと瓜二つの彼。
その優しい眼は、リリーを重ねた。
大事な親友の息子が目の前にいる。
まだ彼が赤ん坊だった頃、ポッター家を訪れ、この腕に抱かせてもらった事がある。
あの頃は、幸せに満ち溢れていた。
亡き友人達の大切な大切な、一人息子のハリー。
立派に育った姿を見て、Aは再び目頭が熱くなった。
そして、強く決意した。
校長に頼まれた事、何がなんでも、やり遂げようと。
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piyo(プロフ) - 麗さん» 麗様、読み返していただき嬉しいです。そして…めちゃくちゃ恥ずかしい！詰めが甘いですね…（汗 何か他にもありそうで怖いです、、ご指摘ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年5月31日 8時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 再度読み返して気づいたのですが多分49ページの最後のところ名前変換出来ていないです (2021年5月31日 7時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
piyo(プロフ) - 麗さん» 麗様、ご指摘ありがとうございます…！！恥ずかし過ぎる…教えていただいて感謝です（泣 また何かございましたら、よろしくお願い致します。 (2020年10月26日 22時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 6ページ 名前変換出来てないところあります (2020年10月26日 19時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
piyo(プロフ) - ミントｫさん» ミントォ様、ありがとうございます！とっても励みになります。頑張って書きますね。よろしくお願いします(^^) (2019年8月14日 6時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2019年7月14日 0時
