40 ページ40
・
Aは、地下にあるスネイプの研究室へ向かった。
ーまずは謝ろう。うん。
そう意を決して、研究室の扉を叩こうとした。
しかし、珍しい事に、扉が少し開いている。
ーあれ？開いてる…誰かいる？
そーっと中を覗く。
ー今日覗いてばっかだな…
心の中で笑う。しかし、聞こえてきた言葉にハッとした。
「…先生は、私が嫌いですか」
若い声色。生徒か？
薄暗くてよく見えない。
しかし、制服のタイの色は…スリザリン？
「…何を言っている」
ーセブルスの声だ
「私は…先生の事が…好きです」
Aは目を見開いた。
とんでもない場面に出くわしてしまった…
静かに立ち去ろうとしたその時、部屋の中から大きな声がした。
「…やっぱり、あの女と？Aが先生に何かしたんだ！」
「…�犇擬��瓩鯢佞韻蹇８討喙里討藁匹�ない」
自分の名前が出た為か、足が動かなくなってしまった。
ーどうしようどうしよう…
悶々と考えていたら、部屋から勢い良く人が飛び出してきた。
さっきの女子生徒だ。
こちらの存在に気づくと、物凄く睨んで走って行った。
ー怖ぇ〜…
生徒でも、1人の女性なんだもんなぁ、とどこか冷静に考えていた。
するといきなり頭上から声がした。
「…君の趣味は盗み聞きか？」
スネイプが、無表情でAを見下ろしていた。
『いや、そんなつもり無かったんだよ全然…ホントだよ！』
焦って言うと、スネイプは溜息をついた。
「…いいから入りたまえ」
そう部屋の中へ促される。Aは素直に従った。
『…セブルスって、モテるのね』
Aがニヤッと笑いながら言った。
「…馬鹿か。歳の離れた子供だぞ。それも、生徒だ」
『またまたぁ〜照れちゃって。歳は関係無いよ、セブルス君』
Aのニヤニヤが止まらない。
スネイプは再び溜息をつき、ツカツカとAに歩み寄った。
「君は何をしに来たのだ？」
『え』
スネイプはAの腕をグイッと掴み、引っ張った。
そしてAの耳元で囁く。
「…また、抱かれに来たのかね？」
そう言って、唇の端を吊り上げる。
Aは瞬時に顔を赤らめた。
『なっ…バカ！セブルスのバカ‼』
Aは飛び退いて、杖を取り出し、構えた。
「…杖をしまえ。冗談だ」
『セブルス君は冗談も言えるようになったのね！』
ーじゃなくて、ダメダメ。謝るって決めたでしょ
Aは溜息をついて、杖をしまった。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 389人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
piyo(プロフ) - 麗さん» 麗様、読み返していただき嬉しいです。そして…めちゃくちゃ恥ずかしい！詰めが甘いですね…（汗 何か他にもありそうで怖いです、、ご指摘ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年5月31日 8時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 再度読み返して気づいたのですが多分49ページの最後のところ名前変換出来ていないです (2021年5月31日 7時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
piyo(プロフ) - 麗さん» 麗様、ご指摘ありがとうございます…！！恥ずかし過ぎる…教えていただいて感謝です（泣 また何かございましたら、よろしくお願い致します。 (2020年10月26日 22時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 6ページ 名前変換出来てないところあります (2020年10月26日 19時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
piyo(プロフ) - ミントｫさん» ミントォ様、ありがとうございます！とっても励みになります。頑張って書きますね。よろしくお願いします(^^) (2019年8月14日 6時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：piyo | 作成日時：2019年7月14日 0時
